まさか、自分が生きている間に、ワールドカップ本戦の大舞台の肝心な場面で、ガチンコモードのサッカースペイン代表を向こうに回してサッカー日本代表が逆転勝利をする様を目にすることになるとも全く思ってなかったですね。正に「夢のような話」です。この試合を観戦していた日本代表サポーターの中に試合中や試合終了後に感涙していた方もいたようですが、その気持ちはメチャメチャ分かりますね。とりわけサッカー日本代表が低迷していた時期や「ドーハの悲劇」の頃からずっと日本代表を観てきた方々にとっては、こんなにメチャメチャ嬉しいサプライズはなかなかないですよ。また、この試合のフルシーンは、とりわけ「肝心な場面で強敵を相手にしてもこんな感じで対抗して良好な結果を残すことが可能なんですよ」ということを示唆する良質なサンプルとして、ほぼ確実に「永久保存版」に値するのではないかと考えます。
超有名マンガ・アニメの「スラムダンク」で例えるならば、豊玉高校vs湘北高校の試合に匹敵するかそれ以上にドラマチックな内容だったように思われます。バスケットボールで例えるならば、スペイン代表が正に「ラン&ガン」の総本山みたいな存在で、日本代表がそれのアジア的劣化ヴァージョンみたいなものかと思われますし。しかも、前半の最初の方でガツンと格の違いを見せ付けられて、その後何とか耐え忍んで、後半により「堅守速攻」モードにギアを上げたことが功を奏して鮮やかに逆転して、その後何とか耐え忍んだ、という点において、日本代表にとっては上記の試合の湘北高校のパフォーマンスと概ね似ているように見えてしまいました。

私は

に書いたように、某所のパブリックビューイングで、手持ちのスマホを傍らに置いてabemaを利用して裏カード(ドイツ代表vsコスタリカ代表)をたまにチラチラ見ながら、上記の試合を観ていました。とりわけ情熱的で一途でfantasticなサッカー日本代表の熱狂的なサポーターの方々は遮二無二日本代表の応援をしていたようですが、元々ひねくれ者的学者肌な性質もある私は裏カードの展開も気になって気になって仕方がなかったので。しかも、前の記事で書いたようにコスタリカ代表のレジェンドGKナバス選手をはじめとしたコスタリカ代表の守備陣がいかに粘っこくてfantasticな守備を披露するのかが結構楽しみでしたし。ぶっちゃけた話、ナバス選手はそれなりに好セーブをしていましたが、4失点もするのはさすがにいただけないですね(ましてや、あの早い時間帯に先制点を許してしまったのは「最悪」かと)。

ただ、徹底的に「験を担ぐ」といい意味で、5年前のオーストラリア戦を埼玉スタジアム2002で現地観戦した際とほぼ同様な感じで、一昨日夜に某神社で戦勝祈願等して道中にNHK大河ドラマ「武田信玄」のOPや中邑真輔の旧入場曲(subconscious)や麻倉未稀の「you need a hiro」をスマホでランダムに聴きながらPVに行った甲斐がありました。

その後、渋谷に行って

歓喜の群衆の方々①


歓喜の群衆の方々②


歓喜の群衆の方々③

を多少見物して、帰りの電車の中で高橋洋子の「魂のルフラン」を聴きながら帰りました。

私見としては、日本代表が勝った後等にスタジアムや場外で「魂のルフラン」等を流せば、よりメチャメチャ盛り上がると思いますし、相手国のサポーターを震え上がらせることもできると思いますね。


ここで、

田中碧選手の逆転ゴールをアシストした三笘選手による「マイナスのクロス」について、「あの場面ではボールがゴールラインを越えていただろ(→だから、あのゴールは無効だ・おかしい)」という趣旨のクレームが特にスペイン国民やドイツ国民の一部から出ているようですね。

ただ、皆様も、この記事の冒頭の動画の5:00の場面をスローモーション気味でよく確認していただきたいのですが、よくよく見てみるとボールが「首の皮一枚」的にゴールラインをかすめるように触れているように思われます。

現に、ネット上にUPされている

この画像

をも拡大する等してよくよく吟味する限り、ボールとゴールラインの接点部分について、「白色」部分が画像の左―右方向に連続する箇所がわずかながら見られるように思われる以上、ボールはゴールラインを完全に割っていなかったと解するのが自然です。
また、VARにおいて前代未聞と思われる程にあれだけ長く審判側もきわめて緻密に精査した上であのような判定を下している以上、当局側も「あの場面ではボールはゴールラインを完全に割っていなかった」という趣旨の判断を終局的にしたと認められます。
それゆえに、非常に薄情な言い方で申し訳ないですが、特にスペイン国民やドイツ国民の一部から出ている上記のクレームは妥当ではないと考えます。
むしろ、
【三笘薫選手の上記の「マイナスのクロス」は、超絶神憑り的アシストである】
と解するのが相当ではないか、と考えます。

別のこの画像

を見る限り、ボールがゴールラインを割っていないのは明らかですね。三笘薫選手、お見事&流石です✌️
しかも、FIFA当局も、

 を公開しましたね👍️

スラムダンクで例えるならば、山王工業戦の最終盤の方で桜木花道がラインの外に出ていく状態の際どいボールを捨て身で流川楓に対して行ったパス以上に「神ってる」のではないかと思われます。

また、
堂安選手の同点ゴールの場面について、スペイン代表GKウナイ・シモン選手を責めるような論調が特にスペイン陣営から出ているようですが、
実際にGKをやったこともある私からみれば、とりわけ自分の肩から上付近のロケット・ミサイル的に高速で伸びてくる球って、グラウンダーの場合よりも適切に対処するのがかなり難しくなるんですよ。ボールが肩から上部に向かってくるような場合には、どうしても反射的に対応するのが遅れ気味になりがちですし、GKの肩の上部近辺からスパンと後方に抜かれてしまうのはそんなに珍しいことでもないので。
以上のことと、ワールドカップ本戦のグループリーグ最終節というかなり緊迫したような場面であることやウナイ・シモン選手が相応にレベルの高いGKであることをも勘案すれば尚更、ウナイ・シモン選手を責めるのは酷ではないかと思われます。

この試合の全体的な流れをみると、

この試合 

をアジアンテイストしたような感じがしますね。



さて、

日本代表の決勝トーナメント一回戦(ラウンド16)の対戦相手はクロアチア代表に決定したようですね。

個人的には、今大会に関しては、クロアチア代表よりもモロッコ代表の方が嫌でしたね。というのは、今までのモロッコ代表のパフォーマンスやあのモロッコ代表の大勢のサポーターの方々を見る限り、実質モロッコのホームゲームみたいな雰囲気になってモロッコ代表が躍動して日本代表が蹂躙されてしまうおそれもあったからです。

今大会のこの試合 

等を見る限りでは、クロアチア代表は4年前のロシアW杯の方が嫌らしさや躍動感があったように見えました。特に上記の試合はクロアチア代表対策の重要な参考資料たりうると思われます。日本代表としては、いかにしてグループリーグ第2節のコスタリカ戦みたいな展開を回避するか、いかにして相手の主力であるモドリッチ選手等に仕事をさせずに上手く封じ込めてしまうかが主要なポイントになってくるような気がします。

願わくば、

フランスW杯 

のリベンジを果たしていただきたいですね(上記の試合のクロアチア代表のパフォーマンスも全体的にみてそんなに良くは見えなかったですし)。そうなったら、特に中山雅史氏はメチャメチャ喜ぶと思いますよ。

具体的には、日本代表としては、

この試合 

のクロアチア代表みたいな感じの展開に持ち込んでしまえば、もう「最高」ではないですかね。何気に当時のクロアチア代表のユニフォームが今の日本代表のそれとカブって見えてしまいますし。しかも、あくまでも個人的な感覚ですが、アサノビッチ選手≒久保建英選手、ヤルニ選手≒堂安選手、ブラオビッチ選手≒浅野選手、シュケル選手の小型化右利きヴァージョン≒鎌田選手のように見えてしまうのは私だけでしょうか(笑)。