個人的には、気候や選手の状態を含めたコンディション的にみても日本有利と予想していて、是非とも昨年の第3節のリベンジを果たして欲しいと思っていたので、一息つけた結果になって何よりです。

相手のサウジアラビア代表は個人的な予想よりかはだいぶ動けていたように見えましたが、事前・試合中に怪我人が何人か出てしまい、かつ、攻撃の要の選手がいなかったことも影響したのか、それなりにボールを保持させられていたわりにはほとんど決定機はなかったように見受けられました。
最終的なボールの保持率等のスタッツを見る限りでは、ある程度相手にボールを持たせて効果的にカウンターを狙うという趣旨の日本側の作戦が功を奏したのではないかと考えます。

とりわけ伊東選手の攻守にわたる躍動ぶりは周知の事実で文句のつけようがないのは言うまでもないですね。「戦術伊東」「伊東ジャパン」とまで言われているのもわかる気がします。
ただ、試合終盤にショートカウンターで右サイドを突破して浅野選手がシュートを吹かしてしまったシーンがありましたが、特にあの場面でも得点が決まっていれば個人的には間違いなく「合格点」を付けられた感があります。浅野選手としては、相手GKが前に出てきていた関係もあって酒井選手からのセンタリングに合わせるのが難しかったのかもしれませんが、あの場面に関しては、足の裏を上手く使ってチョコンとボールを軽く叩きつけるような感じで相手GKの股間を狙うのが妥当だったのではないかと考えます(4年前のワールドカップロシア大会アジア最終予選におけるアウェイでのUAE戦で今野選手があげたゴールが良い見本になるかと)。
某国家試験の論文式試験で例えるならば、
【最後のこの論点をちゃんと書けていればほぼ確実に「良好」水準の答案になるんだけどな~】
という感じですね。

さて、コロナ感染の関係でベストメンバーではなかったらしいオマーン代表がオーストラリア代表に対して頑張ってくれたおかげさまで、少しは今後の展開が楽になりました。
とはいえ、日本代表としては次節のオーストラリア戦(アウェイ)は引き分け以上がマスト(もちろん、勝てば予選突破決定)で、仮に僅差で破れたとしても最終節のベトナム戦では少なくとも7点差をつけて勝つことが予選突破の必要条件になってくる可能性があるようなので、次節で一気に予選突破を決めてしまう(→最終節は当落線上の選手のアピールの場にしてしまう)くらいの意気込みで試合に臨むのが妥当でしょうね。


余談ですが、

を書かれているお方が、特に近時の日本代表のパフォーマンスやマネジメントや今後の展望についてどう観ているのかが、個人的にメチャメチャ興味ありますね。

かなり前から上記ブログの記事を拝見していた限りでは、そのブログを書かれているお方の知識が相当豊富で達観していてかなり鋭い分析をしているように見受けられますので。特にその点では、上記ブログの更新が止まってしまっているのが残念でなりません(現在はこれはという他の関連記事やyoutube上の分析動画等をも参考にしていますが)。ぶっちゃけた話、少なくともどこぞのマスメディアの妙な煽り交じりの記事よりかは余程参考になりますよ。