皆様、おはようございます。
サッカー日本代表(男子)が、コパ・アメリカ(南米選手権)において、惜しくもグループリーグで敗退してしまい、「まあ、特に若手選手達にとっては、いい出稽古的武者修行になったんじゃないの、これが東京五輪本戦や2022年ワールドカップ予選ないし本戦等じゃなくてよかったな」と思っている、「名も無き一受験生」でございます。


今回は、時折拝見している、ある行政書士試験合格者の方のブログをリブログさせていただいた上で、「ダサい専門職」シリーズの連載編を書きたいと思います。


<事案の概要>
私が法科大学院(いわゆる「ロースクール」)に進学することが確定し、かつ、具体的な進学先の大学院も決定した後の頃、ちょうど時間的に余裕ができたこともあって、適度にアルバイトやボランティアをやりつつ、引き続き司法試験関係の勉強をしながら、様々な筋から新司法試験関係の有用と思われる情報を収集していたことがありました。
そのとき、ある筋から、「妙に奇特なことをホザいてる自称短期旧司法試験合格者がいるらしい」という情報を入手して、当時に私が所有していた資料等を貸していた知り合いから、その合格者(確か、S木T志という名前のお方だったと記憶しています)のガイダンス的講演会のカセットテープかMDを再生機付きで借りて聴いてみたことがありました(そのときは私の手持ちの再生機自体を他の方に貸していた頃だったので)。その貸主(普段はかなり温厚なお方でした)ですら、「この合格者って、かなり嫌な奴ですよ」とまで言ってたので、尚更興味津々だったんですけどね。

その合格者の講演会の内容は、
超絶上から目線的に、
「私は掃除のオバチャンは嫌です」
「専業司法試験受験生はニートと変わらんと思いますよ」
「バイトとかしている司法試験受験生は、妙なプライドとか捨てて、親に頭を下げて、受験に専念できるようにしてください」
などと、いかにも天狗的で偉そうなことまでホザいていて、正直、聴いているこちらまで不快な気分にならざるをえませんでしたね。

<私見>
私が某学校の自習室でそいつのガイダンスを聴いて真っ先に思わざるをえなかったのは、
【ハア? 何をそこまでエラソーにテメエの差別意識までモロ出しして尊大きわまりないことまでホザいてんだこの糞野郎、
旧司法試験にどんだけ短期間で最終合格したのか知らんけど、こんな糞みたいなダセー奴とはまともに関わりたくもなければ口もききたくないし、ましてやゼッテーに法律相談や事案の受任の依頼なんかしたくねーな】
というのが第一感でしたね。
(現在はそのお方は某大手法律事務所に勤務しているとかいないとかいう情報を別の筋から入手していますが、今でもその気持ちは変わらないですね)


以下、その具体的理由を展開します。

第一に、
【きちんとお仕事をされている、世の中に存在しているであろう清掃業者の方々その他それに類似した業務に従事されている方々に対して、きわめて失礼な話ではないか】
と思わざるをえなかったからです。
そいつが心の中でどう思おうと勝手ですけど、正当な理由もなしに一定の職種の方々を頭ごなしに貶すような真似をするのは、さすがにいかがなものかと。それこそ正に「差別」ではないですかね。
そこまでダサい言動をする奴を信用すること自体、土台無理な話ですよ。

第二に、
【ただ何も目標を定めないでホワーンと根なし草の如く漫然とした日々を送っているような方々と、
一定の目標を定めているが定員等の関係その他当局の都合によっていまだ一定の受験勉強の日々を過ごすことを事実上強いられているような方々とを安易に一緒くたにすること自体、
いかがなものか】
といわざるをえないからです。
そういうのも、一種の「差別」といえるのではないかともいえましょう。なぜなら、上記の奴は、一定の目標を定めているが定員等の関係その他当局の都合によっていまだ一定の受験勉強の日々を過ごすことを事実上強いられているような方々までも、「ニート」という特定のカテゴリーに押し込めて貶めるようなことを平然と行っているからです。
私見としては、一定の目標を定めているが定員等の関係その他当局の都合によっていまだ一定の受験勉強の日々を過ごすことを事実上強いられているような方々に関しては、安易にニートなどといった差別意識的な枠内にはめるのは相当ではないと考えます。なぜならば、難関と言われる試験になればなるほど、ほとんど一日中勉強せざるをえない環境におかれてしまうのは、社会通念上、格別奇異なことではないと思われるからです。

第三に、
【受験勉強に専念しようが、アルバイト等と並行して受験勉強に励もうが、結局は自己決定・自己責任の範囲内に属する事柄であって、全く利害関係のない第三者の場合ならば尚更、頼まれもしないのにとやかく他人に指図したり押し付けたりする筋合いのことではない】
ことは、明らかだからです。
現に、私自身、ガチで司法試験関係の勉強をしていたときも、受験勉強に遮二無二専念していた頃もあれば、アルバイトやボランティアをやりながら勉強をしていた頃もありましたが、他の受験生の生活形態等についてとやかくケチをつけるような真似をしたことは一切ないですよ(学生の頃から、あまり他人のことには興味なかったタチでしたし)。生憎、私にはそこまでくだらんダサい行為までもする趣味はないですし、そういうことをしたところで、本試験における私の点数が上がるとは全く思われないですし、ましてや、私の最終合格の可能性が高まるとは到底思われませんので。

つまるところ、
当該ガイダンス・講演会で判明したのは、
【司法試験受験生がいわゆる「ニート」かどうか以前に、そのS木T志とかいう旧司法試験糞最終合格者兼糞弁護士が、珍妙な差別意識まで持ち合わせているような、一種の差別主義者的なお方らしい】
という点と、
【なまじっか、「俺は旧司法試験に比較的短期で合格したんだぞ、スゲエだろ」などと虚勢を張っている分、こちらが頼みもしないのに上記のような差別意識に満ち溢れたような猛烈にダサい面を見せつけられると、いわゆる「マイナスのギャップ」効果が生じる結果として、余計にバ●に見えてしまう】
という点にあります。


ともあれ、皆さんも、万一自分が何か困ったときに弁護士等の専門職に事案の処理をお願いする際には、学歴や受験回数等のうわべっ面だけを見て惑わされずに、当人の人間性や誠実さや真摯さ等を総合的に勘案した上で、本当にこの人が自分の代理人として信用するに足りる人間なのかについて、それなりに慎重に吟味するのが妥当かと考えます。
私見としては、その際にポイントとなるのは、相手の人柄や、きちんとこちらの話を聞いてくれて相応の理解をしていただいた上で適切な助言なりアフターフォローなりをしていただけるか、ではないかと考えます。
また、いい意味で「KY」ではないことや、きちんと期日を守ってくれそうなことや、相応に口が堅いことや、今後の見通し等についてできるだけわかりやすく丁寧に説明してくださることもわりと重要なポイントとなるでしょうね。
事実、私が今までにお世話になった、真っ当な法律関係の専門職の方々は、上記の点は概ねきちんとされているように思われます。