備忘録57 アラビア キルタ | ヒビコレ。

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自分の好きなもの・好きなことをかいてます。

今回はキルタ。
「バラバラになったテーブルウェアを一掃することができる」
キルタを発表したときに カイ・フランクから出てきた言葉だそうです。

ARABIAのKILTA(キルタ)シリーズは1953年に発表され1974年のオイルショックまで続きます。
その後、このキルタをベースとして1981年から生産されたのがティーマ。
陶器から磁器へと素材が進化し、食洗機や電子レンジなどさまざまな電化製品に対応、そして60年以上たった今も人気のあるシリーズへとつながるのです。

誰もが扱える、普遍的に継続して使える、買い足しが出来る、収まりがいい、色のコーディネイトがしやすい。
デザイナーとして、アート作品も作っているカイフランクですが、アノニマス的な量産品のデザインもする。むしろそちらに比重が高かったのでしょうか、デザインにデザイナーの署名は必要ないとするその気概がカッコいいなあ、と思うのです。(でもデザインが素晴らしいので結局はデザイナー名は知られるところになりますがウインク

ティーマは艶のある発色の良い作品ですが、こちらのキルタは個体ごとの「ゆらぎ」を感じます。
色も青みがあり、ティーマに比べると薄い黄色です。
光源がイマイチでなかなか分かり易い比較画像が撮れませんでしたガーン

スコープさんにその黄色の違いの記事があるのでメモ。
バックスタンプは残っていません。
スタンプが最後に押されるものなのか、ほとんどの場合残っていないようです。
このスタンプの消えてしまうところが好みでない、とおっしゃっている方もいらっしゃいました。
わかる気もしますね。

さて、このキルタもティーマも使いやすさ、デザインはどちらも素晴らしい。手持ちとの相性を見ても合わせやすいので、集めたいところ。
ただ、どちらを集めていこうか…迷うところです。
デザイン的には両者とも似たアイテムが多そうな気はするけれど、詳細な展開がよくわからない。
今回のスープボウルもどうやらもう少し小さいサイズもあるみたいだけれど…

コレクターズガイド的な本欲しいなあ…照れ

生産国:フィンランド

メーカー:ARABIA

デザイナー:Kaj Franck

シリーズ:KILTA

モデル:BAモデル

年代: 1953~1974

アイテム:持ち手付きスープボウル

 

おわり