若いころ愛読していた雑誌「ウッディライフ」に出ていたが、
ログハウスは蓄熱性能が高く、一度温めれば冷めにくいそうな。
蓄熱性能を表す指標に「容積比熱」があり,数値が大きいほど
「温まりにくく冷めにくい」といわれるが、木材は
断熱材として知られるグラスウールの約40倍の数値だそうな。
そして我が家の山小舎はミニではあるがログハウス。
暖かいはず、と思っていたが、、、。
先月下旬、山小屋に入ったら午後1時というのに室内は₋7度。
室内は冷え切っていた。
いつもの通り水の元栓を開けたがキッチンは水が出ない。
かろうじて出る風呂場の水を汲み、蛇口周りを温めようとしたがガスも出ない。
おかしいな?と裏手に回り調べてみると2台あるプロパンのコックが
閉められているではないか。
しかも道路からプロパンボンベまで、積もった雪にくっきりと足跡が。
誰かのいたずらかと思いながら念のためガス会社に電話を入れると
「持ち主に無断でコックを閉めることはしない」と言いつつも
「ひょっとしたらガスボンベ交換のおり、開け忘れたかも」とおっしゃる。
はっきりしないがコックを開けてみて正常に使えれば問題ない、そうな。
とんだ時間を食ってしまったが室内に戻り湯を沸かし
蛇口周りをかけたところしばらくして水が出た。
次にトイレを確認すると水抜きをして不凍液を入れてあったにもかかわらず
その不凍液が凍っているではないか。
1年前の凍ったトイレ(この時は不凍液を入れていなかった)を思い出し
またか!と思いながら凍った不凍液をかき出し、お湯を流し入れ使用可能にした。
ひと段落したところでノンアルでも飲もうと発砲スティロールに入れ
保管してあった缶を取り出すとこれも見事に凍り、出てこない。
その他キッチン洗剤等々皆凍りついていた。
改めて冬の怖さを知った次第。
「ログハウスの暖かさは、「一度温まったら」の条件付き」の話だということを今回思い知った。
落ち着くまで時間がかかったが窓の外を眺めていると動物たちの姿が、、、。
癒されたなあ!