日々の業務で壁打ち、案出し等でAIと向き合わない日がほぼなくなる一方で、我々が作るクリエイティブがAIに代替えされるかもしれない、ごく近い未来とも向き合わないといけなくなっています。
11月2日の日経新聞で、「AIが知的労働を担うことで大卒の就職難が深刻になる、また代替えや自動化が難しい建設業などの現場従事者志望がアメリカでは増えつつある」と。
もう少し調べてもみると「ブルーカラービリオネア現象」としてバズワードになっているようです。
様々な意見があるようで答えは一つではないですが、社内でも少し話題としました。
あくまで私個人の見解ですが、デザイナーやクリエイターはAIとの代替えの最前線に近いかもしれません。
かといって悲観する必要はなく、ではどのように向き合うべきか。
今のところAIは学習データを元に回答してくるので人の感情の奥までは汲み取ることが出来ない、楽しい空気やポジティブな雰囲気、その場の空気が張り詰めるているなどは人間でしか分からない。
勝ち残る道。
価値を生み出せる人とは、目の前の仕事や案件を編集できる人、編集というのは映像の編集などの意味とは違い、その場の空気の編集出来る人、例えば、
・何から伝えるべきか
・何を聞くべきか
・どんな温度で接するか
・誰に届けたいのか
などコミュニケーション設計ができる人。
これは我々の現場でよくある場面ですが、クライアントの言語化できない意図を拾える感覚も大事だと思います。
現場+空気感+言葉などからストーリー設計が出来、デザインに落とし込むことが出来る能力。
手を動かす職人のようなクラフトマン、運動するアスリートタイプではなく、ディレクタータイプが活躍出来るのではないでしょうか。
意見を束ね、周りを動かすことに価値を見いだせればAI時代の波に乗れるかと。
これはあくまで私見です。