先日、京都のチームラボに行ってきました。
正直、訪れる前は順路でデジタルアートを見ていく単なる展示だろうと思っていましたが没入感もあり予想以上。
それ以上に印象に残ったのは「場所」。
あの京都駅南エリアにあのような施設ができるとは、以前なら考えられなかったです。
もともと東九条周辺は、歴史的な背景もあり、京都の中でも独特な空気を持つ地域。
そこにチームラボのような施設が入ってくる。この時点で街の流れが急激に変わっていると感じます。
京都駅南の特に特定の地域の地価上昇率は、結論から言うと、これは間違いなく事実となっていますね。
実際に京都府内でもトップクラスの上昇率で、感覚的にも「急に上がった」という印象ではなく、
ここ数年で明確に評価が変わっている。
理由はシンプルで、
- 京都駅から徒歩圏
- インバウンド回復
- 開発余地が残っていた
この3つが重なっている。
実際に現地を歩くと、東寺通周辺では飲食店や宿泊施設の新規出店が目に見えて増えている。
これは数字だけでなく、現場でもはっきり確認できる変化ですね。
その流れが我々が進めるプロジェクトの十条まで来るのか?
この点について、現時点では分からないというのが少々曖昧な感覚です。
自分自身のこの感覚は、正直よく分かる。
理由はいくつかあります。
まず、京都駅からの徒歩導線。
東寺通までは観光客も歩けるが、十条になると少し距離が出る。
また、エリアの印象としても、九条・東寺周辺は「まだ京都駅徒歩圏」だが、
十条は一歩外に出た印象がある。
さらに、現時点では店舗密度も低く、回遊する理由がない。
こうした要素を考えると、「来ない」という感覚は正しいとも思えます。
一方で、十条エリアを見ていて気になった点があります。
それは、地下鉄十条駅から徒歩5〜10分圏内にスーパーマーケットが存在しない。
スーパーマーケットが存在しないということ、これは単なる不便ではなく、
街の状態をかなり正確に表しています。
通常、街は
「人が住む → スーパーマーケットができる → 安定する」
という順で成熟しますよね。
その中でスーパーマーケットがないということは、
まだその段階に達していないということになる。
一般的にはネガティブに捉えられる。
- 生活が不便
- 人が定着しにくい
- 商売が難しい
ただ、見方を変えると少し違う。
まだ用途が固まっていない、ということでもある。
つまり、住宅地でもなく、観光地でもない。
逆に言えば「何にでもなり得る状態」じゃないかと。
今回強く感じたのは、チームラボは単なる施設ではないという点ではないでしょうか。
あれは「作品」ではなく、人の流れを作る装置だと思います
京都の中心部とは別の軸で人を動かしている。
そして、その流れは必ずしも連続して広がるわけではない。
むしろ、
- 東寺通(連続した変化)
- チームラボ(飛び地)
のように、点で発生している印象も受けました。
今後の十条はどうなるか、私の見立てで考えられるのは3つ
- 東寺通までで止まり、十条は住宅地として安定する
- 新たな拠点ができて、一気にブレイクスルー
- 観光の拠点、仕事や生活の拠点も含め別軸で成長する
個人的には、2は希望的観測、3つ目が一番可能性が高いと見ています。
今回、チームラボを見学してきての感想は「ひと昔ではありえない場所に価値が生まれ始めている」
ということでした。
東九条の地価上昇も、チームラボの進出も、
すべてバラバラの出来事ではなく、同じ流れの中にあり、そして十条は、その流れの“次”に位置している。
まだ何者でもない場所だからこそ、どう定義されるかで価値は大きく価値が変わる場所。
このエリアは、これから数年で評価が大きく変わる可能性があると私は予想しています。




