スキャンダル 裁かれるクッキングスクール女院長の過去 | ベルのブログ

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観た映画や、読んだ小説などの感想を勝手気ままに書いてます。

大人の2時間ドラマです。

BSの日本映画専門チャンネルです。

けっこーイイやつ放送してくれます。

デキる子なんです。

日本映画専門チャンネル。

 


森光子主演です。

芽衣子さん…イイ感じに女豹顔。

お召しになられているシャツもレオパード柄。

ステキ。

 

 


この大人の2時間ドラマ枠は

つい最近、樹木希林とちあきなおみが出てた

冷たいのがお好き』も放送してました。

 

 


冷たいのがお好き…ツッコミどころ満載で

最っ高に楽しいドラマです。





こいつぁ、またまたツッコミどころ満載ドラマか?!

と、わっくわくして観てみました。

 

 

 

 


感想ですが

 

 

めっちゃくちゃよかった!!!!

 

 


サスペンスとかなんちゃらとか

どぉーーでもよろしい!

 

 


1番のみどころは
森光子と梶芽衣子の演技対決。

最っっ高によかった。

号泣してもーた。

 

 


火サスで大号泣です。

 

 

 

 

サラッとしたあらすじは

料理学校を経営している森光子に対して

ハンパない怨みを抱いている梶芽衣子のお話し。

 

 

怨み節ダヨー。怖いヨー。

 

 

 

冒頭で三原じゅん子と一緒に

警察の受付に訪れる芽衣子さん。

 

 

 

三原じゅん子が森光子の息子・シュンに乱暴された

って告訴するためです。

警察に色々話す三原じゅん子。

立体的な感じのメイクです。

 

 

 

 

芽衣子さんは銀座のクラブのママです。

三原じゅん子はお店のホステスさん。

 

 

 

そのお店にたまに来るお客のシュン。

こいつを利用しよーぜ!

と、なった芽衣子と三原です。

 

 

 

乱暴された

ってゆーのは三原じゅん子と芽衣子さんが

でっちあげたウソです。

 

 

 

何ゆえ、そんなウソをでっち上げたか。

 

 

 

芽衣子さんは森光子を破滅させたいからで

三原じゅん子は単純にお金が欲しいから。

 

 

 

芽衣子さんが森光子に対して

憎悪に近い感情を持っているのは…

 

 

 

森光子が自分を捨てた母親だからです。

 

 

 

しかも森光子がレイプされた挙句に

芽衣子を妊娠しちゃった。

ってゆー非常にヘビーな親子関係。

 

 

 

 

森光子はそのことに気がついて

芽衣子さんのお店に電話して

「会って話し合いましょう」と言います。

最初は「話すことなんかないわ」

と突っぱねるけど…

 

 

光子に頼まれて会うことに。

 

 

 

 

場所は光子が昔働いていたバーだったところ。

光子との待ち合わせのバーに来た時の芽衣子さん。

 

 

早くも戦闘モードの芽衣子。

 

 

 

 

 

森光子は若い頃、福生市のバーで

働いておりました。

 

 

 

中条静夫さん曰く「ズベ公」。

 

 

ズベ公って!!!

 

 

すっごいセリフ言わせるわ~。

 

 

 

福生のアメリカ空軍基地の人と

恋仲になる光子。

 

 

なんて名前だったかなぁ?

 

確かチャーリー浜みたいな…。

 

 

でも、チャーリーが除隊になって

アメリカに帰っちゃいます。

 

 

 

チャーリーの友達が間に入って

森光子とチャーリーとの

つなぎを取ってくれてます。

 

 

 

チャーリーの友達はぁ…

 

何て名前だったかなぁ?

 

レオナルド熊みたいな…

 

 

 

チャーリーにぞっこん☆ラブな光子さんは

ちょいちょいレオナルドに会いに行って

チャーリーからの連絡がないか聞きます。

 

 

 

レオナルドを訪ねたある日

 

 

突然にレオナルドにレイプ!

されちゃう光子。

 

 

 

前から好きだった!!!

とか、言い出すレオナルド。

 

 

 

レイプされちゃっただけでもショックなのに

妊娠まで発覚。

 

 

 

「堕ろそうとしたのよね」

と芽衣子さんに指摘される光子。

図星みたいです。


芽衣子さんの

「堕ろしてくれればよかったのに!」

のセリフでまず涙腺崩壊。

 

 

 

「堕ろしてくれれば

あたしもこんな苦労せずにすんだのに」って。

 

 

めっちゃ哀しいセリフです。

 

 

 

もうこの時点で

私は嗚咽しまくり千代子でした。

 

 

 

 

レオナルドに

「産んでくれ!結婚しよう!!」

と、言われてその気になる光子。

 

 

 

でもレオナルドは朝鮮戦争に行って

戦死しちゃう。

 

 

 

光子は芽衣子を産んだ後、

チャーリーを追って

アメリカに行ってみることへ。

 

 

 

働いてたバーのマスターに芽衣子をあずけて。

 

 


これはねぇ~、光子が悪い。

 

 


たとえレイプされてできた子供でも

その子に罪は一切ないもの。

 


置いて行っちゃダメ!絶対!!

 

 


結局、アメリカまで追いかけて行ったけど

チャーリーとはうまくいかず破局。

 

 

 

チャーリーと別れても

日本に帰る旅費もない光子。

 

 


夜のお仕事をして旅費を稼ぐも

何もかもうまくいかなくて自暴自棄気味です。

 

 


さらには芽衣子をあずけた

バーのマスターとも連絡が取れなくなりました。

 

 


そんな時

船のコックをやってた橋爪功と出合い

なんやかんやで結婚します。

 

 

 

 

その間の芽衣子の人生は…

 


バーのマスターが東京の福生から

北海道の千歳へ引っ越して

マスターの養女にされて育てられます。

 

 


使いっ走りの日々だったんだって。

マスターと、マスターの女の。

 

 

 

このマスターってのが女をコロコロ変える

ろくでなしだったそうな。

 

 

 

炊事洗濯などの

家事全般もさせられてたんだって。

 

 

しかもさぁ、

「お前はレイプされてできた子供だ」

とかって芽衣子に教えちゃってさぁ。

 

 

「母親はお前を憎んで捨てたんだ」

とか言っちゃうし。

 

 

 

そりゃ怨むわ。

母親を。

 

 


そうして芽衣子が高校生になったら

マスターは芽衣子を女にして

稼がせようとしたんだって。

 

 

 

あ、女にするって犯すってことです。

 

 

 

「レイプで出来たお前を

育ててやったんだから今度は恩返ししろっ」

 

なんつってさぁ。

マジでクッソ野郎です。

 

 

 

ろくでなしマスターは

犯そうとしたので芽衣子さんに殺されました。

 

 

うん、仕方なし!

 

 

 

そんな壮絶な人生を送ってきた芽衣子は

光子を怨んで復讐を誓います。

 

 

 

それにしてもアレだね。

 

 


梶芽衣子って人ほど

復讐って文字が似合う人はいないね。

 

 

 


そろそろ芽衣子と書いて、

『復讐』と読ませてもいいんじゃないの?

 


YOSHIKIと書いて『無敵』みたいな感じで。

 

 


それとねぇ~、

芽衣子は不幸な生い立ちの人を演じると

美しさが際立つ。

 

 

 

それも生半可な不幸じゃなく壮絶なやつ。

 

 

 

そんな人を演じるときは神懸り的な美しさです。

今回もカミソリのような美しさでございました。

あぁ、美しい。

 

 

 

 

 

芽衣子さんに利用されている一人息子のシュンちゃん。

光子は、芽衣子さんに

「シュンにだけは手を出さないで」

と、お願いします。

 

 

 

「あたしには何をしてもいいから」

なんつって。

 

 

 

その時、初めて

芽衣子の眼に涙がキラリ☆

「だから許せないのよ

あんた方、愛し合っているから…

幸せだから許せないのよ」

 

そう言って

涙を一筋こぼして去って行きます。

 

 

 

あの憎しみと哀しみが混在する眼が

最高に美しい。

 

 


この場面も大号泣でした。

えーーーーーーーん(T□T)!!!

 

 


そりゃそーだ。

 


そりゃ憎むわ。

嫉妬するよね。

 

 


同じ母親から産まれたのに…

 

何でこんなに違うの?

って思うよ。

 

芽衣子にしてみりゃ。

 

 

息子は一緒に住んじゃって

さらに仕事も一緒にしちゃってさ。

ちょー仲良しじゃん。

 

 

自分のことは捨てたくせにさ。

って、なるよ。

芽衣子的に。

 

 

その後、三原じゅん子が出てきて

光子と芽衣子が親子だっつーのを知って

光子を恐喝してきます。

 


週刊誌にバラされたくなきゃ金よこせ!と。

 

 

 

全編通して三原じゅん子には

順調にイライラさせられます。

 

 


森光子ともみ合ううちに

三原じゅん子に包丁が刺さり死亡。

この辺は火サスっぽい。

 

 


逮捕された光子は多くを語らず

全て私が悪いと罪を償おうとします。

 

 

 

もう今回も浜村淳のよーにラストを話しちゃいます。

 

 


大ラスで

光子のところに面会に来る芽衣子。

 

「あたしをかばわないで

(光子を恐喝してたことを)全て話して」

と言う芽衣子。

 

 

 

 

「ちゃんと罪を償わないと

あの子(三原じゅん子)に悪い」

と言って罪を償おうとする光子。

 

 


きっと芽衣子への

贖罪の気持ちもあるんだろうなぁ。

 

 

 


そして全てを察した芽衣子は

面会室のアクリル板に近づいて母親を見つめ

静かにうなずきます。

「出てきたら…今度は……一緒に暮らして」

と言って号泣します。

 

 

 

 

 

その時に初めて「かあさん…」と呼びます。

それにうなずき、涙をためながら

アクリル板越しに

芽衣子の手を愛おしそうになでる光子。

 

 

 

 

その親子のやり取りを静かに見つめている

中条静夫さんが最高にいいです。

署長ぉーーーーー!!!(あぶない刑事)

 

 

 

 

 

初めて母娘の情を交わし合えた2人。

そっと立ち去る中条さんがカッコ良すぎる。

 

 

 


再び大号泣のあたし。

ここら辺はもぉ頭痛くなるほど嗚咽してます。


 

 

 

 

ホント泣けたぁ~~~。

あそこのシーン。

 

 

 


がっつり心をつかまれ

揺さぶられまくりました。

グラングラン揺さぶられたぁ~。

 

 

 


ひっさしぶりにドラマで泣きまくった。

 

 


いーいドラマ観られたぁ~。

 

 

 


中条静夫さんと森光子の

セリフの掛け合いシーンとかも

すごくテンポ良くて聴いていて楽しいです。

 

 

 

 

めっちゃくちゃいいドラマだった。


題名がビミョーですが!

 


題名ってけっこう重要ポインツです。

 

 

 

 

 


あぁ~、それにしても観てよかった。


ほぉーんといいドラマだった。

 

日本映画専門チャンネルいい仕事してます。

 

 

 

12月21日にまた放送するみたいなので

ぜひぜひ観てみてください。

日本映画専門チャンネルホームページ

 

めっちゃいいドラマだから!