最愛の彼と死別した事実。
私は、そこから立ち直ろうとも乗り越えようとも思っていない。今はもう号泣することもないが、それでも時々は涙が出る。何より、他人と接する時の集中力が著しく欠落してしまった。
何も喋りたくない。
返事することすら面倒臭い。
誰にも会いたくない。
兎にも角にも、鬱陶しくて、気遣えないのだ。
自分で思ってる以上に、心身へのダメージの大きさを痛感する。
こんなにも悲しい・・・
こんなにも寂しい・・・
こんなにも恋しくて逢いたい・・・
彼を看取れなかったからか?
彼の葬儀に出てないからか?
彼の死を堂々と悲しめないからか?
どれも違うだろう。彼が死んで以来、できなくなってしまったことが多くなった。それでも特に困ることもないが、こんなにも駄目人間なのかと、自分で自分に呆れ果ててしまう。私は人一倍、耐久力があり、我慢強く、根性もあると思っていた。
・・・だが。
最愛の彼と死別した事実は、猛烈な威力と圧倒的な喪失感で、私を壊した。
何も感じない無機質でセピア色の毎日を、ただ生きているだけ。