「大丈夫、必ず立ち直れるから」
「今は苦しくても、乗り越えられるから心配しないで」
何で?何でなんだ?
私は、別に立ち直れないことに悩んでいない。
それに誰かに泣いて縋った訳でもなく、正気を失って他人様に迷惑を掛けた訳でもなく、仕事も放り出して家に引き籠っている訳でもない。それどころか歯を食い縛って普段通りの生活を続けて、仕事では相応の成果も結果も出している。
何で?何でなんだ?
私は、乗り越えられないことに苦しんでいない。
そもそも、何の励ましも慰めも求めてないのに、どうして押しつけるのだろう。「心配だから」と言いながら、興味津々で根掘り葉掘り踏み込むことを善意だと疑わない神経が理解できない。私はそんな輩に話す言葉を持ち合わせていない。
立ち直らなくても、転んだままでいいじゃん。
乗り越えなくても、乗ったままでいいじゃん。
もぉ、そろそろ勘弁して欲しいんだけどなぁ!
そんなに躍起になって、どんだけ暇人なのか・・・正直、聞き飽きたわ。
最愛の人との死別の受け止め方も、受け入れ方も、人それぞれだ。
死別経験者の全員が分かち合いを求めているとも限らない・・・少なくとも、私は全く微塵にも求めていない。
黙っている優しさはないものかと思ってしまう。
無理に同調したり共感されても、的外れも甚だしくて疲れちゃうんだよね。