りんご風味のチョコとかぼちゃの組み合わせ。
デザートなのに若干罪悪感が少ないのはなぜだろう。
チョコレートと水だけでチョコレートムースを作る・・・というレシピを分子ガストロノミーで有名なシェフ、ヘストン・ブルーメンタールシェフが発表したのはたしか2年くらい前。
いつもボンボンショコラを作っている私としては、けっこう衝撃的でした。
チョコレートはガナッシュを作るとき、生クリームや煮詰めたフルーツピューレ、お酒としか混ぜたことがないので、水を入れるとか思いもよらなかった。
いや。よく考えたら濃いめに煮出したお茶とかは使ったことあるから、水分は入れたことあるんですけど、水って斬新。
とにかく、水でできるならジュースでもできるよね。ということで、果汁100%ジュースで試してみました。
ヘストンシェフの作り方は、チョコに熱湯を加えて溶かし、ボウルを氷水に当てて混ながら冷やしていく。という作り方なのですが・・・。
60℃を超えるとチョコレートって風味が悪くなるんです。
熱湯に当たるのは一瞬かもしれないけど、味にムラができそうで、さすがに私にはそこまで荒っぽいことはできず・・・
期せずして、自分のチョコレートに対しての深すぎる愛情を思い知るのでした。
ご存じない方のために、私、毎年こんなチョコを作っています。→今年のバレンタインイベント
そんなこんなで、ヘストンシェフとは全く違う作り方ですが、ほんとにできた。
材料 (3~4個分)
・ チョコレート 150g
・ りんごジュース 150ml
・ ブランデー 小さじ2
チョコレートは製菓用チョコレートがおすすめですが、板チョコでも作れます。
お酒の苦手な方はブランデーなしでもOK。
チョコレートは刻んで湯煎にかけて溶かします。(温度を上げすぎないように注意)
ジュースを4~5回に分けて加え、その都度泡立て器でよく混ぜます。
最初は重たいですが、ジュースを加えるとさらっとします。
毎回ちょっととろみが出るくらい混ぜます。
毎回、泡立て器の跡が残るくらいまで混ぜると作りやすいです。
最後にブランデーを加えてもったりするまでよく混ぜます。
今回はかぼちゃのムースと合わせたかったので、器の6分目くらいまで注ぎます。
ムースを入れて、器の底をトントンと叩くと平らになります。
冷蔵庫で1時間くらい冷やします。
このムース、なめらかですが生クリームを使っていないので口当たりがとても軽い。
このままでもとてもおいしいです。
チョコムースを冷やしている間にかぼちゃを。
かぼちゃペーストのレシピはこちら→作り置きしておくと便利 甘い甘いかぼちゃペースト
材料
・ かぼちゃペースト 50g
・ はちみつ 15g
・ 生クリーム(8分立て) 80g
好みでシナモンを加えてもおいしいです。
かぼちゃペーストにはちみつを加えます。
かぼちゃを低温で加熱してあるペーストなので、少量のはちみつを加えるだけでデザートになるくらい甘い。
全体がなめらかになるまでゴムべらで混ぜます。
生クリームを1/4くらい加えてよく混ぜます。
生クリームの入ったボウルに少しゆるくなったかぼちゃペーストを加え、よく混ぜます。
実は今回のかぼちゃペーストはもともとちょっと粗めに潰していたので、ちょっとざらつき気味でした。
これはこれで食感があっておいしかったけど、やっぱりなめらかな方がおすすめ。(うーん。ちょっと反省)
かぼちゃペーストはぜひブレンダーでなめらかにしたものを使ってください。
このかぼちゃのムースをチョコムースの上に流し込み、冷蔵庫で冷やします。
そういえば、少量の生クリームを泡立てるのに、こちらが大活躍。
ダイソーでゲットした回転式ホイッパー。
柄を下に押すとホイッパーが回ります。
普通のホイッパーで泡立てようとするとけっこう飛び散るのですが、これは飛び散ることがなくてなかなかよかった。
欲を言えば、ボウルの底に当たる部分がシリコンで覆われていたらいいのになぁ。と思います。
金属なので、押すとどうしてもボウルが傷つくような気がして・・・。
それでもとても優秀。
おすすめです。
好みで泡立てた生クリーム(ちょこっと砂糖をプラス)を乗せて出来上がり。
自然な甘さのかぼちゃと軽い口当たりのチョコムースの組み合わせはなかなかおいしい。
ハロウィンのデザートにもおすすめです。
今回はかぼちゃに合わせてりんごジュースを使いましたが、チョコムースだけを食べるときは、チョコに合うジュースならなんでもOK。
オレンジやベリー系もおすすめです。
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