温かい中国茶がおいしくなってきた。
今日は寒いので特においしいです。
初めて台湾に行ったのは7年前。
ブログでは書いていなかったのですが、それからだいたい毎年行くようになり、中国茶にも少し詳しくなりました。
茶器も毎年少しずつ買っていたのですが、やはり目につくのはかわいいもの。
これは初めて行ったときに買ったお花柄。
これは使うたびにウキウキします。
地味に茶盤や茶道具なんかも増えてますが・・・。
これもかわいくて一目惚れ。
奥ゆかしい花柄がお気に入りです。
中国茶器は他にも色や柄が素敵なものがたくさんあるし、あの茶色の(紫砂壷)はいらないだろうなぁ。と長いこと思っていたのですが。
手を出してしまいました。
しかも3つも
陶器の街に行ったときに安く見つけた。というのもあったのですが、この年はお茶屋さんでいろいろ教えてもらい、なぜか運命を感じた私。
紫砂壷(しさへい・しさこ)は表面に細かい穴があって、お茶の渋みやあくなどの成分が抜け、味がまろやかになりおいしくなるんだそう。
そして、茶器にお茶の成分がゆっくり染み込んでいくことで、どんどんおいしいお茶になり、紫砂壷自体もどんどん艶が出て美しくなるそうです。
養壺 (ヤンフー)とは、お茶の成分を染み込ませ、お茶をもっとおいしく入れられるような茶壷に育てること。
育つのが楽しみでお茶を淹れてしまう。という方も多いそうです。
本格的な養壺は専用の筆を使うようなのですが、私のはお手軽バージョン。
お茶を淹れるとき、最後の一煎を茶器のために使います。
まだ茶器が熱いうちに熱いお茶をかけます。
このとき、お茶の中にずっと茶器を浸けておくとツートンカラーになってしまうので注意。
きれいな布にお茶を含み(熱いので気をつけて)、表面をまんべんなく磨きます。
熱いうちは表面がすぐ乾くので、布にお茶を含ませながら丁寧に。
そのあと乾いた布で表面を乾拭きします。
最後に中のお茶を捨てて中だけ冷たい水でよく洗って乾かします。(洗剤は使わない)
淹れれば淹れるほど表面に艶が出てきてどんどん美しく。
そして、回数を重ねるごとにお茶の味にも深みが。
磨いているときはなんともいえない愛おしさが込み上げます(笑)。
なにこれ、楽しい
ひとりでニヤニヤしながら磨いている私。
使う度に育っていく和食器とも共通していて、こういう文化って素敵。
でも和食器は表面にお茶を塗りつけたりしないから、ちょっと違う楽しみ方かな。
ひとつ注意点は、お茶の味が混ざらないよう、ひとつの茶壷につきお茶を1種類にすることだそう。
とはいえ全て違うものというのは難しいので、私は「発酵少なめ爽やか烏龍茶用」、「発酵も焙煎も強めの烏龍茶用」、「プーアル茶用」に分けています。
他の茶器も使いたいから育つスピードは遅そうですが、気長に楽しみたいな。
でも私の性格上、気づいたら茶壷が何十個も並ぶ・・・なんてことが起こりそうで、ちょっとビクビクしています。←悲しい性
※紫砂壷を使い始める前には、よくブラシで磨いて、水にお茶の葉を入れたお鍋に沈め、弱火でことこと煮てそのまま冷めるまで置いておくと土臭さがなくなります。
そういえば、台湾のあまりにもマニアックなお茶屋さんや陶器の街、おいしいお店などなど、写真はあるのですがご紹介していません。(ブログサボってたからですぅ)
もしご興味のある方がいらっしゃれば、書こうと思うけれど、いらっしゃるだろうか。
いらっしゃったらお知らせくださいー。
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