今日はどんよりお天気ですね。
起きたらもうお昼だった・・・というダメダメなコックしろです。
さてさて、先日行った結婚記念日ディナー。
もっと写真を撮っておけば良かったなぁ・・・と後悔することもたくさんでしたが、お料理だけでもご紹介します。
まずはシャンパンで乾杯。
いつもブルーノ・パイヤールのブリュットを出していただくので、今回はロゼで。(写真撮ってませんが)
こちらのレストランのディナーコースはふたつ。
クラシカルなスタイルで進むコース(アミューズ→オードブル→魚料理→肉料理・・・と続いていくもの)と、小さなお料理がいくつも出てくるコース。
小さなお料理のコース・・・すごく惹かれましたが、今回は普通のコースに。(小さなお料理コースは、次回のお楽しみに取っておこう)
もちろんアラカルトでの注文もできます。
コースはすでにお料理が決まっているのですが、苦手な食材などを伝えるとアレンジもしてくださるよう。
まずは、アミューズブッシュ。
レモン バニラ風味のジュレにし、アニスの香るクレームと
酸味のきいたジュレと、なめらかなクリームの口当たりがとてもおいしい1品。
アニスの風味がとても爽やかで、ジュレとクリームだけなら「デザート」と言われても違和感がないんですが、ちょこんと乗ったアンチョビベースのソースが「スマートなお料理」に仕上げてくれていました。
ここのお料理は、いつもハーブやスパイスの使い方が上手(当たり前?)なんですが、今回は、バニラとアニスの組み合わせが良かっただけでなく、バラの上に置かれているシナモンのふんわりと鼻に届く香りとの組み合わせも良くて、「こういう演出もあるのか・・・」と衝撃を受けました。
料理って、五感で楽しむので、楽しみ方(楽しませ方)は無限なんですね。
勉強になりました。
次は冷たいオードブル。
特選生ウニ カブとカリフラワーのスムールと共に甘酸っぱいラヴィオル仕立て アラビカコーヒーの香りと共に
薄くスライスしたカブを甘酸っぱくマリネし、濃厚なウニをたっぷり挟んでありました。
一番下に、パリパリのパートフィロが敷いてあり、食感もおもしろかった。
ふんわり香るコーヒーとの組み合わせもおもしろかったし、ウニのなめらかソースが絶品でした。
これは、メニューに載っていたお料理だったんですが、「こちらもご用意できますよ」とおすすめしていただいたのがこちら。
キャビア 雲丹と甲殻類のコンソメゼリー なめらかなカリフラワーのクレーム
これは、クッキングデモンストレーションでいただいた1品(このとき→★ )と同じなのですが、キャビアの量が断然違う!
(前はウニと一緒に下に隠れていたからね)
これは、もう文句のつけようがなくおいしい
人生最後、これも食べたいなぁ・・・そう思ったことを思い出しました。
(また出会えてうれしい)
冷たい前菜のふたつは、旦那と半分こしたのでなんだか得した気分でした。
写真はないのですが、こちらのレストランでは、「パンのワゴン」がやってきます。
こんなかわいいパン(★ )が、たくさんで、パンを選ぶのも楽しいんです。(写真撮っておけば良かった・・・)
選んだパンは、温めて持ってきてくださいます。
バターもその場で大きな塊(もう見たことのない大きさ)からサーブしてくださり、それも楽しい。(写真がなくて後悔・・・)
なめらかで発酵した香りがはっきりわかるくらいのバターは、少しも脂っぽくなく、「本当にバター?」と思ってしまうほど。
行かれた際は、どうぞお試しを。
パンが進みます。(たくさんいただいちゃいました)
温かいオードブルはフォアグラでした。
ヴァンデ産フォアグラ ブランチャで焼き ブラックチェリーのジュビレとフレッシュアーモンド添え
外はカリッと中はなめらかなフォアグラ。
おいしくないわけがない!
チェリーのソースが甘酸っぱくて、フォアグラの濃厚さを大事にしつつ爽やかにしてくれます。
今まで食べたフォアグラとフルーツの組み合わせの中で一番おいしかった。
チェリーは、口に入れるとじゅわっと甘酸っぱさが広がって本当においしいんです。
アーモンドは、食感のアクセント。
木の実があまり得意でない私でも、フレッシュアーモンドは(もさもさしないし)おいしくいただけます。
このお料理の頃は、シャンパンもなくなり、ワインをお任せで選んでいただいたんですが(グラスで)、2007年のピュリニー・モンラッシェが出てきました。
そんなワインがグラスで用意されているレストランを私は知りません・・・。
ラベルを見せていただいた時、我が目を疑った。。。
そして、お酒が弱い旦那のために「1/2グラスもできますよ。」と嬉しい提案も。
サービスが細やかで、これもまたびっくりしました。
このワイン、若いので爽やかなのですが、香りが芳醇でとてもおいしかった。
フォアグラにすっきり白ワイン・・・自分ではしない組み合わせだっただけにとても新鮮で、これも勉強になりました。
お魚料理。
スズキ フヌイユの枝をさして香ばしくグリエし、プロヴァンス風味のコンディモンとルイユ入りポテトのエクラゼと共に
出てきた瞬間、お料理の説明を聞くのも上の空になりそうな香りに完全にノックアウトされた1品。
おもわず写真を撮る前に手をつけてしまったので、写真がアップです
すみません。
フヌイユ(ういきょう)の枝と一緒にスズキを焼いてあるので(写真を撮ったときにはもう外した後でイメージつきにくいですが・・・)、ふんわりと香りが移っていました。
皮はパリッと中はふんわりのスズキは本当においしい。
ソーストマトもポテトも・・・どこを食べてもおいしいひと皿で、「おいしい!」を連発していました。
もちろんワインとの相性も良くて、至福の時間。
今思い出しても幸せなディナー。
長くなりそうなので後半へ続く。。。
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