ーハァ・・・
ー色々とやっちゃったなぁ~・・・・
蒼空は溜息を付き草の中を探った。
近くには、朝に行った建物がある。
丁度生徒達が帰宅する時間だったので、そう見られてはいない。
イオ《リディアを落とすなんて勇気あるなぁ~☆」
蒼空「五月蝿い!いいから探して!!」
アール《リディア~!出てきなさい!;」
しゅごキャラ達と探しても中々見つからなかった。
要《蒼空蒼空~・・・しゅごたまの気配~・・・」
アール《リディアかもよ!」
蒼空「早く行くよ!!」
~作業場~
蒼空が行く場所は、ガーディアンが×たまを浄化した後だった。
亜夢「疲れたぁ~;」
ラン《お疲れ亜夢ちゃん♪》
唯世「・・・・・・」
亜夢が疲れ果てている所、唯世はじっと謎のしゅごたまを見ていた。
キセキ《唯世、まだそのしゅごたま持っていたのか。》
唯世「うん・・・変わった絵が描いてあるな~って」
亜夢「何?そのしゅごたま?」
ミキ《亜夢ちゃん・・・そのしゅごたま・・・・》
ラン《ミキも感じた・・・?》
スゥ《スゥも感じましたぁ~;》
何か脅えるように、ラン・ミキ・スゥは言う。
それに唯世と亜夢は首をかしげた。
亜夢「感じるって、何が?」
ラン達が息を呑んだ。
ラン《そのしゅごたま・・・しゅごキャラの中で・・・》
亜夢「中で・・・?」
そのまま数秒経ってやっと言った。
《《《一番・・・一番最強で一番有名のしゅごきゃら・・・・》》》
唯世「一番・・・!?」
亜夢「そんな子が近くにいるなんて・・・」
その瞬間、唯世の手の中にあったしゅごたまが勝手に動いて、鉄骨の上へと飛んでいった。
光景を見て隠れていた蒼空は思わず飛び出した。
亜夢「蒼空ちゃん!?」
蒼空「すっ・・スミマセン!;事情は後で説明します!
アール!」
アール《分かってる!キャラチェン!》
アールが叫んだとたん、蒼空の背に青い透明で大きな羽がついた。
蒼空は確かめ、軽く飛び跳ねると宙に浮いた。そして鉄骨の上を滑るようにしゅごたまを追いかけた。
キセキ《唯世!アイツキャラ持ちだぞ!!》
亜夢「蒼空ちゃんが・・キャラ持ち・・・」
~鉄骨最上階~
しゅごたまはそのまま幅20~30㎝の鉄骨にコトンと落ちた。
蒼空もそこに着地し、下を見た。
そこは高層ビルのように高かった。
今はそんな事関係なしにしゅごたまを取りに行く。
だが、しゅごたまが風に煽られ、落ちそうになった。
急いで取りに行った。
蒼空「取った!!;」
と思った瞬間。
真先に足場を無くし落ちていった。
蒼空「「キャァァァァァァァァ!!!!!;」」
その声は地上まで届いた。