皆様、こんにちは。

仙台在住で、CookingStudio I-e(イーエ)という

お料理教室を主宰しております中村美紀です。

ミキティママもしくは、ミキティと巷では呼ばれております。

 

 

昨日、とてつもなく凄惨な事件が起こってしまいました。

朝から重い話で申し訳ないのですが、子を持つ母として書かずにはいられませんでした。

 

 

川崎殺傷事件~容疑者の男わずか10秒間に19人を襲ったか

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190529/k10011933101000.htm

5月29日 NHKニュース

 

 

スクールバスを待っていた小学生を襲った無差別殺傷事件。

犯人の男は19人を襲った後、自分の首を刺し自殺したそうです。

あまりの身勝手極まりない出来事に、深い悲しみと憤りを覚えました。

 

この事件で小学6年生の女の子と、

お見送りにきていた外務省勤務のお父様がお亡くなりになったそうです。

小学生の女の子はいつも朗らかで元気に挨拶を返してくれるような

快活なお譲さまだったそう。

その男性の方も、共通のお知り合いがいらっしゃる荒井弥栄さんのブログに書かれていましたが

外務省にいらっしゃるのにとても謙虚で人望の厚い素晴らしい方だったそうです。

 

 

自分の子どもだったら、自分の夫だったらと思うと、

余りに理不尽なこの人生の終わりに、残されたご家族ご友人の方々は

到底納得できないだろうと思いました。

何も悪くない方たちがなぜこのような仕打ちをうけなくてはならないのか。

胸がはりさけそうな思いです。

 

 

何のためにこんなことをするのだろう。

理解しようと思っても、私には全く理解できません。

この事件を起こした男性は、周囲から見ると

とってもおとなしい人だったということ。

 

 

先ほどテレビを見ていたら、コメンテーターの方のお一人が言っていた言葉がとても印象的でした。

 

「これはひとつの事件としてとらえるのではなく、

社会が起こした事件だと考えた方がいいと思います。

こうした事件を起こさないようにするためには、

子どもたちの安全をどうやって社会が担保していくかを考えねばなりません。」

 

 

「子どもたちの安全を、社会が担保する」

この小学校のスクールバスは、1年生ばかりだったそうです。

学校に慣れるまで、スクールバスで送迎をする。

一般的に考えれば、これ以上の安全策はないように感じるかもしれませんが、

集団を襲うには格好の餌食になってしまう。

そう考えるとスクールバスだって賛否両論。

親の送迎が一番いいかもしれないけど、共働きの多い現代の子育て世帯にとって

毎日の送迎は大きな負担になってしまいます。

安全を担保していくことって本当に難しいことだと思いました。

 

 

「社会が起こした事件」である

この事件を起こした男性は、自分が幸せだという実感はなく、
誰よりも不幸だと思っていたのではと想像しています。
不幸せってどういうときに感じるのだろう。
 
お金がなくて、住む場所もないとき
自分がぶさいくだなぁと思うとき
人に裏切られたとき
人に認めてもらえないとき
孤独でどうしようもないとき
人に必要とされていないとき
 
たぶん、世の中に無視されていると感じるとき、かもしれません。
誰かが、自分に関心がある。自分の行いに対して反応がある。
誰かが認めてくれて、誰かが、少しだけでも愛してくれるという実感を持てたなら。
きっと人は救われるのだと思う。
 
 
 
青森の岩木山麓にある、「森のイスキア」をご存知でしょうか。
残念ながら2016年に94歳でお亡くなりになりましたが、
日本のマザーテレサと呼ばれた、佐藤初女(はつめ)さんが主宰されていた場所です。
悩んでいる方たちの話をただ聞き、ごはんを一緒に食べてくれる場所。
 
たくさんの方たちが訪れる中で、タオルにくるまれたひとつのおむすびで
自殺を思いとどまった男性のお話があります。
 
『森のイスキア』主宰・佐藤初女氏のところへは、女優・大竹しのぶさんや、総理大臣夫人・安倍昭恵さんなど数多くの有名人が「おむすび」を学びにくる。また、全国から自殺寸前の人がやってきて、「食」をもてなされると活力を得て帰っていく。まさに「ふるさと」のような活動拠点が青森・岩木山麓にある『森のイスキア』だ。
1995年公開、龍村仁監督『地球交響曲<ガイアシンフォニー>第二番』でその活躍が世界中で注目された佐藤初女氏。現在も精力的に講演活動中だ。
そんな初女さんが93歳の集大成書籍『限りなく透明に凜として生きる―「日本のマザー・テレサ」が明かす幸せの光―』を出版した。先行き不透明な時代、初女さんがこの20年あたためてきた「限りなく透明」なメッセージを紹介する。(構成・池田純子)

 

 

初女さんが、何をしたのか。

おなかがすくだろうから、おむすびをむすんだだけ。

そして、食べるときのことを考えて、時間が経つとべちゃっとするだろうからと

タオルで包んで渡しただけ。

 

たったひとつのおむすびが、絶望の淵にいた男性を救ったのです。

こんな自分に対して、こんなにも気遣いをしてくれる人がいるんだ!と感動して。

初女さんが手で結んだ、その愛をたべるという行為で体の中にしまったからこそだと思いました。

 

 

社会が起こした凄惨な事件。

そのコメンテーターが言うように社会が起こしたのだとすれば、

誰かが孤独を感じていたら、

ひとつのおむすびを渡す優しさがこの社会には必要なのかもしれないなと思いました。

 

自分だけよければいい。

自分が幸せなら、人が不幸になっても知らない。

無視。

書いていてやっぱり嫌な言葉だなぁと思う。

 

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お母さんのごはん、本当に大切。

ごはんを大切にすることは、

心を整え、エネルギーを整えること。

 

工業製品のような食べ物が溢れかえっている世の中になってしまっていることに不安はありますが、

ひとつのおむすびでいいから、食べることを大切にしてほしい。

 

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そして、子どものうちから孤独にならないように

ごはんのコミュニケーションを大切にしてほしい。

忙しいならば、本当にひとつの塩むすびだけでもいいと思う。

 

事件を起こした男性の身勝手さは到底許せないし理解できないけれど、

ほんの少しの愛の灯が残っていたら、もしかしたら今回の事件はおこらなかったのかもと。

かなりきれいごと。性善説に偏った考え方だけど、

赤ちゃんの時は皆透明で生まれているはずだから。

 

犠牲になられた方のご冥福を、心よりお祈り申し上げます。

 

 

 
 
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こんなお料理を作りますよー!
 
テーマは、「作りたくない日のミキティレシピ」
あっていいんだよ!!!
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見えない家事、たくさんあります。
挙げたらキリがないwwwニヒヒ
 
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CookingStudio I-e公式HP 5/27更新しました~目

7月までの全講座が全てこちらに記載してありますウインク

http://www.studioi-e.com/

 

 

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