おはようございます!
仙台在住、料理研究家の中村美紀です。
通称・ミキティとかミキティママとか呼ばれております。
どうぞよろしくお願いします。
さて、第三回目は、お料理とは全然関係ないんだけど、
「ファミリーシップ」と「パートナーシップ」について。
2012/8月、震災での避難生活が始まって、久々に友人の結婚式でパパに会えたとき。
戒めのように、毎年11/22「いい夫婦の日」にこの写真をながめております。
最近、男女の結婚観の違いというか、
日本人的家族のあり方に納得できるのかどうかなんじゃないかって思うことが、
友達の話を聞いてると多々あるんですよね。
他の夫婦の話をするとそれはそれで問題なので、我が家の話にしときます。
これに当てはまる人もいれば、全然当てはまらない人もいるでしょうけども。
ただ、私の周りは、そこに不満というよりは、不安を抱えている人が多いように思うのですよ。
以前、facebookで記事にしたことがあるのですが、
すごーく大切なことなので、折角だからアメーバブログ読者さんにもシェアしておきます。
長ーいので覚悟してみてね♡
これは当てはまる!!と思ったら、旦那様にこの記事見せてあげて(笑)↓
結婚16年目の我が家は子どもが4人。上が高1で、次が小6、小3、4歳と続く。
朝起きてお弁当を作り、8時には夫も仕事に出かけ、子どもたちも学校や保育園へと出かけます。
その間私は仕事と家事をこなし、5時ごろから夕飯の支度。子どもたちと夕ご飯を食べ、
お風呂に入り、ビールを飲むと9時には電池が切れて眠くなり。
夫は8時~9時くらいに帰宅し、お酒を飲みながらご飯を食べて、洗い物の手伝いをしてくれます。
そして10時~11時くらいには寝てしまうわけなのですが、JKの長女はその時間にも起きていることしばしば。
土日休みになった夫は子どもたちと家族でお出掛けする時間が格段にふえました。
今までは火水が休みだったので、なかなかそれができなかったから。夫はとても嬉しそう。
この暮らしが延々と繰り返されます。
長女、小学校入学式の写真。なつかしやー。
これだけ見ると、確かに幸せだなあって思うのだけど、
それはあくまで「家族として」であって、「夫婦として」ではありません。
これを見る限り余程の努力がなければ、夫婦としての時間がどこにもないのです。
子どもを早く寝かせて、夜起きていて夫婦二人の時間をつくればよいのだけど、
トシを重ねると睡魔にはお互い勝てないから、
子どもを寝かしつけている間に自分たちが寝かしつけられてしまうわけで。
家族としては成り立ってる状態であっても、夫婦としては圧倒的に時間がないのです。
お互いの価値観や人生観、生き方をすり合わせながら共に白髪になってゆくのが理想なのだけど、
現実は生活に追われてそんな夫婦の時間なんて、全然、ない!!
妊娠中あるあるで、どんどん妻が太っていく様子を見て
夫が何気なく「ウエストなくなったねぇー」「おしりおっきくなったねぇー」など
身体的な部分について愛着を込めたつもりで言う言葉は、妻を傷つけ興覚めさせています。
それは愛ではなく、なんてデリカシーのないやつ、と怒りさえ覚える始末。
もうひとつ言うと、他人の前で妻をdisるのも最悪。
夫側からしたら愛情の裏返しなのかもしれないけど、妻はまた傷つき、夫に興覚めしているに決まってる。
笑顔もひきつる上、笑えなくなってきます。
特に団塊世代である私の父親は、私の母に対して平気でこれをやっていました。
しかも何度も、何度も。
母は苦笑いしながら合わせていたけれど、身体的なことも含めて酒席のネタにされていたこともあって、
本当にかわいそうだと思っていました。
照れ隠しなのかもしれないし、他人の前で妻を褒めるなど日本男児としては恥ずべき事だと思っているのかもしれないけど、
私から言わせれば性的に成熟していない幼稚な男子のすることにしか見えません。
だめだなぁーお父さん…とがっかりしたことを思い出してしまいます。
そんな妻側のフラストレーションが溜まれば溜まるほど、夫への愛情はどんどん冷めてゆく。
パートナーシップを諦め、女として夫に求められることを諦め、そのエネルギーを子どもに向けるしかなくなるわけです。
だって、他で満たすわけにはいかないから。
そのエネルギーを他で満たすとすれば、ジャニーズ、韓流スター、竹内涼真、羽生結弦…そっちに向かうなら健全。
(私は西島秀俊が癒し)
妻としての自分を家内と呼び、夫ではなく主人としていた時代ならば、
結婚は「家に入る=嫁になる」として多少諦めがついたでしょう。
みんながそうしていたし、家庭をきちんと守ってくれる人と生活できることが女の幸せなのだと信じて疑わなかったから。
でもそんな時代じゃないのです。平成ももう今年で終わるのですよ。
そんな昭和初期のネタみたいな感覚、はよ捨ててしまえと思うわけです。
「ファミリーシップ」だけを満たせばよい、
そうすれば家族として永遠に継続すると考えている夫が世の中に多いとすれば、それは危機的状況!!
間違いなく熟年離婚されちゃいます。
だって、そんなの一緒にいる意味ないもん。
「パートナーシップ」を満たすことを渇望している妻たちの、なんと多いことか。
うちの家族だけは違うと思ってらっしゃる夫諸君、お宅のことかもしれませんわよ、ほんとに。
じゃ、どうやって妻が満たされてゆくのか、というと。
すごい解決方法があるんですよ。
簡単だし、なんとお金がかかりません。
オスマン・サンコンさん、御年68歳。第三の40代妻を最近もらったそうです。
一人はギニアにいる第一婦人。もう一人は、日本にいるギニア人妻。そして、今度は日本人。
すごくかっこいいかっていうと、普通のおじさんにしか見えないサンコンさん。でも、その笑顔がとても印象的。
なんで一夫多妻のアイデンティティーを持たない日本人女性、しかも30歳も年下の若い妻をもらうことができたのか。
それは多分、愛の言葉のシャワーを与えられる人だから。
3人も奥さんがいたら、嫉妬も生まれるはず。そこを丸く収めるためには恐らく、
各々の女性たちに愛の言霊を常に浴びせているのでしょう。
「君は世界一すばらしい女性だよ」
「僕の自慢だ」
「今日も本当に美しいね、僕には勿体ないくらいだ」と。
それぞれの女性に気を遣い、愛の言葉を欠かさないはず。
これでおじさんだろうが何だろうが、モテモテです、きっと。
日本人男性にはこんな恥ずかしいセリフなかなか吐けないでしょうが、でも妻たちは今、
イタリア人的愛の言霊を心から求めていますのよ。
妻側は、というと夫のために誰よりも自分が一番でいたいから、女性としても自分を磨くだろうし、
妻としての役割も果たそうとすごく頑張るはず。
そして女性同士妻同士、夫の愚痴も言い合い共感し合えたりもするし。
何よりすごいのは、妻3人とそれぞれの子どもたちを養うべく夫は懸命に仕事をするはず。
妻は夫の甲斐性に感動し、うちの夫はすばらしいと尊敬の念を抱きます。
夫はそれを粋に感じてもっともっと頑張るに違いないと思うのです。
極端だけど、すごい理にかなっているなぁって女友達と話してて納得。
そして我が家はどうか、と言えば、あきらめずにめんどうな妻丸出しで怒ることを選んでおります。
泣くし、娘にやきもちを焼くし、相当面倒くさい妻だと思うけどでも、全然諦めていない。
いや、諦めきれないんです、女を(笑)。
身体的なことよりも、今はトシのことを言われるのが一番つらいオンナゴゴロ。
なんでって、自分で衰えていってるのがすごくよくわかるから。
先日おなかまわりのお肉をつまみながら、ウエストがなくなったことを嘆いていた私に、
我がオット君が何を言ったのかといえば…
「大丈夫だよ。おなかのお肉も、愛でて受け入れればいいんだよ。」
なんてすごいんだ、オット君。スキルが上がったではないか。
昔は、「あれ?まだ妊娠してたの?」とか言ってたくせに!!
きみはそのままでいい。おなかのお肉も、僕は受け入れるよ。そう聞こえました。
褒められたいのですよ、大好きな人に。
大きなおしりも、なくなったウエストも、染め忘れた白髪でさえ。
一生、褒め続けてほしいのです。
そうすれば、明日のおかずが必ずや一品増える…と思う(笑)。
騙されたと思ってやってみて、オット諸君。
いいじゃん!きれいな頃の私を全て見せているのは、あなただけなのだから。
これぞ、「パートナーシップ」。
女をあきらめないで!
そして、面倒な妻になって、 みんなで女を取り戻そうではないの♡

