この冬に向けて、今私は新しい料理プロジェクトを計画中です。なんか大げさな言い方だけれど...
以前、オーブンで作る肉じゃがってのをブログでご紹介したことがありますが、私のこの冬の料理プロジェクトは、この肉じゃが同様に、普段はコンロの上で直火調理する和食や日本の洋食を、オーブンで作るレシピをいっぱい考えることなのです。
昨日はその第一弾!業スーのおつとめ品で買った1袋100円の里芋を使い、とろっとろで甘く、とっても美味しいこちらのお料理をオーブンで作ってみました。
里芋とろとろホワイトシチュー
先日の北海道地震で被災された方が、余震が怖くて火を使って料理できません!とおっしゃっていました。そのお気持ち、少なからず私にはよくわかります!
大阪の地震は北海道に比べると規模も小さかったし時間も短く、余震も少なかったです。それでも、私は未だにあの時の恐怖がトラウマとなっていて、気の休まる時が全くないのです。
台風も怖かった。でも、1日、2日と時間が経つと過去のことになりましたが、地震の時に受けた恐怖とショックは、生涯忘れることはないと思います。
階段を中ほどまで上がったところで地震が起きました。以降、私は2階に上がるのが怖くて、洗濯ものも日当たりの悪い1階の家の裏にしか干すことが出来ない。
毎回お風呂に入るのもトイレに入るのもドキドキもん。便秘なんかしたことがない私なのに、この3か月、トイレでゆっくり座っていられないもんだから、常にお腹はスッキリしない状態。
中でも、ガスコンロで料理をするのが一番の恐怖。これまでなら鍋を火にかけておいて、洗濯したりそれを干したり、掃除したりブログ更新したりしていたのが、火が付いている間はずっと鍋のお守りです。
調理が終わると即火を消し、数分後また使うのに、1回、1回元栓から切る有様。
炒め物や焼き物は15分もあればすぐ火を消せるけれど、これからの季節に美味しい煮物は、もっと時間がかかる。
電気オーブンだってガス同様に、地震が起きたら即スイッチを切らないと危険。でも、煌々と燃えるガスの火を目にすると、地震が来て引火し火事にならないかが怖いんです。オーブンを代用すると少しだけですが気持ちが楽になります。
なので、今年の冬はオーブンをフルに活用し、西洋料理だけじゃなく和食や日本の洋食もオーブンで作っちゃおうと思っています。もち、オーブンだからって今までのような放置プレーはしません。必ずすぐ走って行ける場所で待機しますが。
オーブンで煮込むと煮崩れも少ないし、硬い雨牛でも柔らかくなります。そして野菜は最初にオーブンで焼いてから煮込むと、独自の甘味が増して実に美味しいです。
昨日のクリームシチューも、レシピの材料や分量は直火で作る時と同じですが、ちょっと工夫してオーブン代用で調理したら、甘味のある数段美味しいシチューに出来上がりました。
ここからは私の備忘録。レシピを残しておきます。
<材料 4人分>
鶏胸肉、皮を剥ぎ余分な脂肪を取り除く...300g程度
里芋...1袋
たまねぎ、薄切り...中1個
人参、食べやすい大きさに切る...1本
葱、食べやすい大きさに切る...1/2本程度
ニンニク、薄切り...2かけ
ローリエ...1葉
オリーブオイル...大さじ1
塩ブラックペッパー...適宜
チキンストック(手順1を参照)...600ml
固形コンソメ...2個
牛乳...150ml
生クリーム...50ml
バター...20g
薄力粉...1/4カップ(大さじ3強)
冷凍グリーンピース...1/2カップ
<作り方>
1.胸肉は丸ごと鍋に入れ、たっぷりの水を加えて火にかける。煮立ったら15分程度茹でる。胸肉は取り出し、手で触れる温度に下がったら大きく身を割く。胸肉を茹でたストックはペーパーで濾し600ml取り置く。
2.里芋は塩でぬめりを取り、酢を少し加えた水と共に鍋に入れ火にかける。煮立ったら2分程度茹で、ざるに空けて流水で綺麗に洗う。しっかり水切りしておく。
3.オーブン調理可能な鍋(ルクルーゼやストウブなど)に野菜とローレルを入れ、オリーブオイルと少量の塩、ブラックペッパーを加え、木べらでオイルが全体に回るようよく混ぜ、180度で予熱を済ませたオーブンで蓋をせず30分焼く。(途中1回掻き混ぜる。)
4.3に熱いストックを注ぎ入れ、コンソメを加えて溶かす。ブラックペッパーをたっぷり加え、鍋に蓋を被せ1時間煮る。(ストックが冷たいとオーブンに入れてから煮立つまでに時間がかかるので、必ず熱いストックを使います。)
5.ルーを作る。牛乳と生クリームを合わせる。フライパンにバターを熱し薄力粉を炒める。常時混ぜながら1分程度炒める。
6.1分程度炒めると、フライパンの底がバターの油分でしっとりし、粉がペースト状になって持ち上がるようになるので、そのタイミングで牛乳ミックスを加える。再びかき混ぜながら煮立てそのまま1分程度煮る。
7.45分煮たシチューをオーブンから取り出し味見をする。必要に応じて塩で味を調える。冷凍グリーンピースを加え、6のルーを加えて優しくかき混ぜながら完全に溶かす。再び蓋をして残り15分オーブンで煮る。
ちなみに同じオーブン調理可能な鍋でも、陶器のキャセロール鍋を使う場合は、野菜を焼いたら一旦オーブンから取り出し、ほぼ常温になるまで冷まし、生ぬるいストックを加えてください。私は熱々の陶器の鍋に液体注ぎ入れ割ってしまい、大惨事になったことがあります!
陶器の鍋を使う場合は、ストックを加えてからやはり90分は煮込みたいですね。
昨日はこのクリームシチューと一緒に食べるのにケジャリーを作りました。英国のカレーピラフです。クリーム大好きなエゲレス人らしく、炊きあがったら生クリームを加えるピラフ。
日本では燻製のお魚って見かけないので、いつもは塩鮭を代用して作るのですが、昨日は塩麹大さじ1、酒大さじ1、ブラックペッパーたっぷりで半日漬けた秋鮭を使いました。麹が入っているから焦げやすいけれど、そのおこげがまたケジャリーによく合っていました。
サラダは見切り品で40円になって売っていた大根1/2本の内半分を使い、大根サラダにしました。サラダ菜が買えないんだよ、高すぎて...
我が家の食卓は見切り品ばっかだけど、上手に使えば美味しい晩御飯が出来るので超お得!
昔、マダムだった頃、見切り品あさりしている人を見ると、情けねぇ~と馬鹿にしていたけれど、今は逆の立場で、あっ、また見切り品あさりのオバハンが来たっ!と、スーパーの店員さんに呆れられていると思う。
見切り品の里芋だけれど、とろっとろでめっさ美味しかった! オーブンで焼いたたまねぎや葱、人参は甘味200%だし、最高のクリームシチューが作れましたよん。
いつもブログで言ってることですが、また繰り返させてもらうと、オーブン調理は本当便利!準備が済んでオーブンに放り込めば、出来上がるまでに使った調理器具など全て洗ってしまえるし、混ぜなくても焦げ付かないし煮崩れもほとんどない。
今年の冬は和食または日本の洋食の中から、えっ、これがオーブンで作れるの!と驚かれるレシピをいっぱい考えたいと思います。
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9月15日(土)13:00~(2時間半程度)
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9月22日(土)13:00~(2時間半程度)
フラワートルティーヤ、フィッシュタコス、ピコデガヨ(1席空きが出ました)
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10月6日(土)13:00~(3時間)
イギリス料理2品・コーニッシュパスティとマルガトーニ
10月13日(土)13:00~(3時間)
ブフ・ブルギニョンとトライフル
10月27日(土)13:00~(3時間)
窯焼き風ピザとシカゴ風ピザ&フライドチキン
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