8月2回開講のお料理講習の参加者募集中です!
8月4日(土)13:00~(2時間半程度)
地中海メゼ料理4品と全粒粉入りピタパン
(残3席)
8月25日(土)13:00~(2時間半程度)
ラムチョップリゾットとティラミス
いずれの講習も詳細、お問合せ、お申込みはホームページをご覧ください。
大阪府池田市のアゼリアカルチャーカレッジで、12月と2月に講師を務めます。
12月の講座の詳細はこちらから...そして2月の講座の詳細はこちらから...
和 美 Savvy Cookingの講習同様よろしくお願いいたします。
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私には作らない料理がいくつかあります。ラタトゥイユ、ポトフ、バーニャカウダ、アヒージョ、それにビシソワーズ。理由は美味しいと思わないから。 但し、ラタトゥイユはオーブンで作ると美味しいことを発見して以来、ちょくちょく作るようになりましたが。
ビシソワーズに関して言うと、葱とじゃがいものポタージュスープは大好き。でも、作り方が同じのイギリスのリーク&ポテトスープとして、冬の寒い日に熱々を啜りたい。一度それの冷たいのをビシソワーズとして啜ってみたけれど、私にはNGだった!
ところがその私が、昨日、背に腹は代えられない状況に陥り、とうとうその冷たいポタージュスープを作ることになってしまったのです。
ビシソワーズ
まさか旦那が私の代わりに、激暑の倉庫仕事に行くことになるなんて想像もしてなかったから、暑くても食欲全く落ちない私は、肉や魚料理の副菜にじゃがいもを使おうと思い、ワンコイン野菜ブースで3袋も買ってしまったのです。
ワンコイン野菜ブースの野菜は全てスーパーの半額以下だから、300円分も買うと相当な量のじゃがいも!それを腐らせずに食べ切るレシピを考えるも、冷たいじゃがいも料理と言うとポテトサラダくらいしか思いつかない。
同じサラダでもポテトサラダやパスタサラダは重いから、暑いところから帰って来た後に食べるのは無理と言われてしまうし、頭を痛めていました。
そこで思いついたのがビシソワーズ。
油脂って冷蔵庫で冷えると固まるでしょう。あの固まった油脂の舌触りが私は大の苦手なのです。冷えた肉じゃがとかカレー、あの食感は思い出しただけで気持ち悪くなる。
以前にイギリスの葱とポテトのスープの冷たいのを啜った時、この舌触りを感じてNGでした。そのことから、私にはビシソワーズは向かないことを知り、冷たいのを啜ると言う前提でこのスープを作ったことが全くなかったのね。
私は新しい西洋料理に挑戦する際、単にレシピ検索するのではなく、まずは英語版のウィキペディアを読み、その料理がどうして生まれたのか由来から調べます。
今回もビシソワーズを英語版のウィキペディアで調べたら、驚いたことに、フランス語の名前の付いたスープなのに、実は、アメリカで生まれたアメリカ料理でした。
昔、ニューヨークのリッツカールトンホテルのフランス人シェフが、子供時代、母親が手作りのポタージュスープに、牛乳をたっぷり加え冷たくして啜らせてくれたことを思い出し、それをヒントに夏の暑い時のメニューに考えたのが、このビシソワーズなんだって。
このフランス人シェフの出身地がフランスのビシーと言う町だったから、この名前が付いたそうです。
基本の作り方は上述のイギリスの葱とポテトのスープと変わらない。じゃぁ、どうやって油脂の舌触りのないスムーズなスープを作るか?それが昨日の私の課題でした。
今回は鶏のストックを使いました。このストック、シーちゃんとベイ坊用の皮を取り除いた胸肉をボイルしたもで、翌日はそのストックで彼らの大好きな人参をボイルしたから、鶏と野菜の風味がしっかり効いたストック。スープ作りにはもってこい。
それをリードキッチンペーパーで濾し、更に冷蔵庫で一晩冷やし、翌日表面に油脂が浮いてないかチェックして、100%クリアーであること確認の上使ったストックです。
では、ここからは昨日私が作ったビシソワーズのレシピです。ストックを一晩かけて取るのが面倒なら、お水で十分だと思います。
<材料 カップで4人分、ボウル2~3人分>
バター...20g
たまねぎ、薄切り...小1個(私は甘みのあるアーリーレッドを使用)
葱の白い部分、3mm程度の幅で斜め切...2/3分(短いものなら1本分)
メークイン、皮を剥き大きく切り分けぬめりを洗い流す...比較的大き目のもの2個
ストック(上記)または水...400ml
味の素固形コンソメ...1個
ブラックペッパー...適宜
塩...適宜(コンソメの塩分で結構味は整うので入れすぎに注意)
牛乳...100ml
生クリーム...大さじ2~3
<作り方>
1.鍋にバターを熱し、中火から弱火でたまねぎと葱を炒める。2~3分炒めて野菜が汗をかいたようになったら、じゃがいもを加え更に1分程度炒める。
2.1にストックまたは水を加え煮立てる。コンソメを加えて溶かし、ブラックペッパーも加え、表面に浮くアクをこまめに取り除きながら、じゃがいもが柔らかくなるまで20~30分煮る。(このアク取り、スムーズな口当たりのスープにするためのポイントね!)
3.2のじゃがいもが柔らかくなったら、表面に浮いているバターの油脂を、アク取りを使ってできるだけ取り除く。(これも口当たりよくするポイント!)
4.味見をし、必要であれば塩で整える。火から下し、ハンドブレンダーでスムーズになるまで攪拌する。
5.4を再び火に戻し、煮立って来たら牛乳と生クリームを加える。再び煮立ち始めたら火を止め、蓋をして常温になるまで冷ます。冷蔵庫に移し冷たく冷やす。
ビシソワーズにパンだけだったらちょっと淋しそうだったので、ブルスケッタと共にいただくことにしました。バゲット1本に大き目のトマト2個でいいかなぁと思ったけれど、山盛り載せて食べたかったので、3個使ったらすげぇ~ことになった!
冷蔵庫から取り出したビシソワーズはよく混ぜて、下に沈殿している野菜を全体に行き渡らせて器に盛りました。
私の使ったメークインがねっとりするタイプのものだったってのもあるけれど、スープのきめがめさクリーミーで、ビシソワーズ苦手な私でも、こりゃ旨そうだあ!と思ったね。
啜ってみるとまるで濃厚な牛乳を飲んでいるみたい!油脂の塊なんか感じさせない、うわぁぁぁぁぁぁぁ、これ、旨し!と、いっぺんにビシソワーズのファンになってしまった!
ただ、いくら大好きな牛乳でも、一度に大量に飲むとちょいお腹がもたれる私は、それと同じで、これをボウルでたっぷりいただくのは、ちょいハードルが高いかなぁと思う。
でも、夏のお料理のお供としての汁物にはバッチリ。この夏、間違いなくリピする冷製スープです。
山盛りトマトのブルスケッタも旨くて、暑いところから戻って来た旦那も沢山食べてくれました。もち、大食漢のアラカンもドカ食いし、久々に10時ごろ空腹感を感じずにすんだワン。
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