この週末、旦那が朝からキッチンに立ち、大量の卵とバターを使ってエッグベネディクトを作りました。ほうれん草を卵の下に敷いたので、正確にはエッグフロレンティーンです。
そのほうれん草の残りを、最近高いから無駄にしたくなくて、ダメになる前にさっと茹でて冷蔵保存しておきました。昨日はそのほうれん草の残りを使ってしまうのが、献立を決める第一の条件でした。
最近なぜか私がはまってしまっている常備しているクリチー。このクリチーを代用し、本当はゴートチーズとほうれん草で作ったら美味しい料理を作ってみました。
豚バラ巻鶏胸肉のクリチー&ほうれん草詰め
以前にゴートチーズで似たような料理を作っています。その時の記事はこちらから...そしてその料理を、ゴートチーズの代用でクリチーで作ったこともあります。その時の記事はこちらから...
冷蔵庫に沢山残っているバジルの葉でペストをわざわざ作るのが面倒だったので、葉をそのままきざみ、茹でたほうれん草と共に胸肉に詰めてみました。
プロシュートの代わりには豚バラ。ただ、豚バラはプロシュートと違って凄い脂なので、一度フライパンで焼いて余分な脂を落としてから、オーブンで焼いて仕上げました。
凄く美味しいんだけれど、ただ1つ残念なのは、バジルの香りが加熱で弱まり、ほうれん草に負けちゃってあまりしない点です。
ほうれん草を使うなら、セージ、タラゴン、タイム、ローズマリーなどの、同じく鶏肉に合うハーブでも、もう少し香りの強いものの方が良かったなぁ...と思いました。あるいはハーブ抜きで、ナツメグなどのスパイスを使ってみても良いかも...と。
取りあえず、次回同様のものを作る時の参考に、昨日のレシピをそのまま残しておこうと思います。
<材料 2人分>
鶏胸肉...2枚(あまり大きすぎないものの方がベター)
クリームチーズ...60g(50gの線より心持多めね!)
ほうれん草、茹でてしっかり水分を絞り1cm幅に切り分ける...1/2袋
バジルの葉、細かく刻む...12~15枚
ニンニク、みじん切り...2かけ
パルメジャーノレジャーノ...大さじ2
塩ブラックペッパー...適宜
豚バラ...4枚
<作り方>
1.胸肉の皮を剥ぎ、余分な肉を切り取って卵型に形を整える。(切り取った肉は後日別のお料理に利用。)まな板の上に縦向きに置き、身の薄い方から横に包丁を入れ、切り離してしまわないように注意しながらぎりぎりまで観音開きする。
2.クリームチーズは800Wのレンジで20秒ほど加熱して柔らかくする。
3.ボウルにクリームチーズ、ほうれん草、バジル、ニンニク、パルメジャーノレジャーノ、塩、ブラックペッパーを入れ、スパチュラでよく混ぜ合わせる。
4.3を観音開きした鶏胸に載せる。この時、あまりフィリングを広げ過ぎないように注意。
5.胸肉を折って元の形に戻し、豚バラ2枚で合わせ目がなるべく隠れる様に巻く。この時、豚バラの巻き始めと巻き終わりが出来るだけ底に来るようにする。もう1枚の胸肉も同様にする。
6.フライパンを油を引かずに熱し、5を豚バラの巻き始め巻き終わりが底になるようにして載せ、蓋をして5~6分蒸し焼きする。上下を返し、同様に3~4分蒸し焼きする。
7.6をグラタン皿に移し(フライパンの底にたまった豚の脂肪は処分)、180度で予熱を済ませたオーブンで40分焼く。
これを焼いている間に、前日2合もの米を使って作った茸リゾットのリメイク。丸めてパン粉を付け、油で揚げ焼きしてアランチーニにしました。
けどね、具を細かく刻んだリゾットと違い、茸リゾットは具が大きい上に食感が残るように柔らかくしてないから、結構揚げにくかった。自慢にならないけれど、クロス箸しか使えない私はこういう時、菜箸を巧みに使えないの自分に、めさ腹が立つ!
アランチーニを作る時、薄味のリゾットだから塩を足さなくちゃって思ってたのに、すっかり忘れて衣を付けてから思い出し、慌てて即席デミグラスソースも作りました。
アランチーニをお皿に盛り終わったら、タイミングよくオーブンも調理終了のお知らせ。ところどころからほうれん草が顔を出し、グラタン皿の底には溶けたチーズやフィリングの旨みの混ざった肉汁が。旨そう~~~!
昨日はワンプレートで。和食と違い、食後皿2枚だけ洗ったらいいのが、1枚の皿に料理を全部載せられる洋食は、やっぱ楽だわ。
チキンは切ってみると中はこんな感じです!中からはチーズ、外からは豚バラの脂肪で、ドライな胸肉もとてもジューシーですよ。
チキンを口に入れる度、バジルの香りがしない、代わりに使うハーブは何がいいか、ハーブの代わりにスパイスを使うべきか、そんなことばっか私が言うもんで、旦那が、これ、他所の家だったら文句なしのご馳走なのに、うちは夫婦して食い物に妥協しないなぁ...って。(笑)
確かに旦那のいう通りです。私ら夫婦がファッシー過ぎるのです。レシピ改良しなくても、このままでもとっても美味しいお料理。
でも、やっぱり次回は、別のハーブかスパイスを効かせたバージョンにしたいと思います。