私、キッシュって冬にはあまり食べたくありません。理由は、エゲレスではキッシュは、スコッチエッグ、ソーセージロール、ポークパイなどと並び、ピクニックのお弁当に必ず登場する一品だから。気候が暖かい時の食べ物って観念があるのです。


その代わり、外が暖かくなってきたら食べたくなる!昨日はポカポカ温かいどころか、どうかすると初夏みたいな陽気でした。なもんで、久々にキッシュを焼いてみることにしましたよん。


今回のキッシュは、先日外で食べたのがとっても美味しかったので、真似ししてみました。このブログで初めてご紹介する新しい具材のキッシュで、日本人の味覚によく合うとても美味しいキッシュ!


マウンテンさん風挽肉と里芋のキッシュ
~アサヒ流~



最近私は自分達の住む高槻市に、自家焙煎の珈琲屋さんを見つけました。豆の販売と、店の奥には10席ほどのカウンターがあって、そこで淹れ立ての珈琲を飲むことも出来ます。


高槻にはJRと阪急の2本の電車が通っております。うちのカフェの最寄り駅である阪急線の駅は、JRより南側に位置します。私らが今住んでいるのは、その阪急高槻市駅から更に南側です。


高槻南族である私は、子供の頃から高槻に住んでいても、JRより北側に行くことは滅多になくて、正直、どんなお店があるのかもほとんど知りません。


こちらの珈琲屋さんはその北側にあるもんで、店を開いて既に16年を経つと言うのに、つい最近までその存在を知らなんだ。これまで大して美味しくもない珈琲を、普通の喫茶店で飲んでいた私は、めさ損した気分でしたよぉ!(苦笑)


その自家焙煎の珈琲屋さんの名前は、マウンテンさん。(マウンテンさんのホームページはこちら から...)


美男美女の、めさセンス良いご夫婦が経営するお店。16年もお客さん達から親しまれた所以は、なんと言ってもそのお人柄なんだなぁ...とつくづく感じました。同時に私ら夫婦も、お客さんから末永く愛されるオーナー夫婦になりたいとも思いました。


マスターが丁寧に淹れてくださる珈琲は旨い!!!


うちの旦那はエゲレス人なのに紅茶は一切飲まない代わり、珈琲にはかなり五月蝿いです!その旦那が、ほんの20~30分腰掛けている内に2種類の珈琲を1杯ずつ2杯飲んだってことは、相当旨かったってこと。(笑)


私は1杯しか飲まなかったけれど、決して美味しくなかったからじゃないです。この歳になると、利尿作用の強い珈琲や紅茶を外で飲むと、後が大変だからです。(滝汗)


私もここの珈琲は美味しいと思った!でも、これからカフェを開き、自分の作る料理で飯を食おうと思っている私には、珈琲よりも奥さん手作りの食べ物の方が、更に印象に残りました!


最近、本当、どこで何を食っても、これ美味しかったって思うものが極端に少なすぎ!そんな中、マウンテンさんの奥さんの手作りの食べ物は、美味しいっ!ってお世辞抜きに思ったもんね!!!


一人前の小さいキッシュを夫婦で半分こし、その後旦那は苺のショートケーキを食べました。一口味見させてもらったショートケーキは、まるでケーキ屋さんで買って来たみたいに美しく、味もケーキ屋さん級!(驚)


私は外でキッシュを食べて旨いと思ったことがあまりない。自分の作るキッシュが一番旨いと確信しているので、それを上回るのはそうどこにでも転がっているとは思っていない自信家!(爆)


でも、認めます、マウンテンさんのは美味しかった!!!一点だけクレームをつけるなら、私はキッシュは冷たいのを食べて初めて、その本当の味が分かると思っている人なので、温めずに冷たいままを食べさせてもらいたかったってことだけ。(笑)


フィリングもさることながら、ペイストリーが実に風味があって美味しくて、今度行ったら、また絶対にオーダーしようと思っています。次回は冷たいままで!と、こちらから注文つけさせていただきますワン。(笑)


珈琲も食べ物も、本当、美味しかったんだけど、店を出た後、実は私、もの凄く凹んだのです!(苦笑)


私の作るものも、こうして美味しいとお客さんに思ってもらえるんやろうか...と考えると、めさ不安でね、一瞬、カフェを開くことを後悔までしましたよぉ。(涙)


しかし今更引き下がれないからね。あとはどの料理も真心込めて、しっかりと取り組んで作るしかありまへん!(滝汗)


さて、本日ご紹介のキッシュですが、これはそのマウンテンさんでいただいたキッシュにインスパイヤーされて作ったものなのです。


挽肉と里芋のキッシュ。どちらもキッシュの具材としては全く新しいもの。キッシュの中の里芋の食感が、日本人にはなんとも親しみ深くてね、絶対に私も真似て作ってみようと思いました。


先輩カフェオーナーのマウンテンさんに敬意を表し、“マウンテンさん風”と名付けさせてもらった私流の挽肉と里芋のキッシュ。


化学調味料とは違う、自然な旨味がたっぷり聞いていてめっさ旨いので、皆様、今年の花見には、是非是非このキッシュをお弁当の1つに加えてやってくださいまし。(笑)


<材料 18cmのフラン型1個分>

(タルト生地)
薄力粉...110g
砂糖...小さじ1
塩...ひとつまみ
バター...55g
卵黄...1個
水...適宜
塩少量を加えた卵白...適宜

(フィリング)
里芋...小4~5個
豚ミンチ...80g程度
新たまねぎ、細かく刻む...小1/2個
味噌...小さじ2~3
細切りチーズ...60g程度
パセリの葉のみじん切り...大さじ1

(卵液)

卵...2個
生クリーム70~80ml
牛乳...70~80ml
ブラックペッパー...適宜


<作り方>

1.タルト生地を作る。こちら のレシピを参考に生地を作り、ブラインドベイクまで済ませる。

2.里芋をたわしで洗い、皮を剥いて1cm角に切る。塩(分量外)を加えてもみ、ぬめりを取る。鍋に入れ、水を被る程度に張って火にかけ、柔らかくなるまで5~6分茹でる。ざるに空け水気を切る。

3.フライパンを油を引かずに熱して豚ミンチを赤身がなくなるまで炒める。ペーパーの上に取り出し、余分な脂を切る。

4.3のフライパンの余分な脂を捨て、たまねぎを炒める。しんなりしたら里芋、豚ミンチ、味噌を加え、味噌が全体に絡むまでよく混ぜながら1~2分炒める。火からおろし完全に冷ます。


5.4にチーズとパセリを加えてよく混ぜ合わせ、空焼きしたタルトの中につめる。


6.卵、生クリーム、牛乳を合わせよく溶きほぐす。ざるなど利用して一度漉し、ブラックペッパーを加えて卵液を作る。5に流し入れる。


7.190度で予熱を済ませたオーブンで約35分、または中心が固まるまで焼く。


味噌を使っているので麹効果で卵液から外に顔を出した具が、こんがりと色づきますが、これはこれはとっても芳ばしくて美味しいです!


夕べはグリーンサラダと共に、スパゲッティサラダを作ってキッシュに付け合せました。スパゲッティサラダは、例の、無添加物だけど、時間が経っても一塊にならないやつです。(笑)


でもね、昨日買い物に行くのが面倒で、ずるしてヨーグルトの代わりにサワークリームを代用したら、しっとり感にかけました。やっぱりヨーグルトを使わねばならん!(苦笑)


旦那の感想は、味はバッチリ、でも、里芋をキッシュに使うというアイデアが、今一納得できないのだそうです。やはり日本独特な野菜ですもんね。日本人にしか分からない食感だと思います。


とか言いつつ、夕べ寝る前、2切れテーブルの上に残っていたのは、今朝起きたらどこかに消えてましたけどね。もち、旦那の腹の中!(爆)


キッシュの切断面はこんな感じ。里芋ゴロゴロでしょう。それに味噌の旨味と新たまねぎの甘味が絡まって、ほんま、美味しかった!マウンテンさんのキッシュと、マジ、甲乙付けがたい傑作が出来ましたよん。


来週末頃がこの辺では桜のピークから知らん?あんま美味しかったから、もういっぺん作って弁当にし、花見に行こうか知らん?(笑)


しかしキッシュが弁当だと、花見酒はやっぱ、泡か白だよねぇ。だれか、ドンペリ差し入れしてぇ~~~!エルメスカラーでもええよぉ~~!(爆)

今日も読んでいただいてありがとうございます。
今日こそはゆっくりできると思ったのに、
やっぱり帰宅すると、夕方5時過ぎ!
来週父の77日の法要があるので、それに間に合わせ、
カフェのことはそっちのけで、旦那と二人、頑張っています。
本当に5月1日カフェはオープンできるやろうか...?
実現できる様、皆様、クリックで応援してくださいませ!!!