先週末BBQに行ってから体調が優れない!最初はただの風邪だと思ったけど、翌日頃から節々に痛みを感じ出し、もしかしてインフルエンザ?(怖)と怯えたけど、熱は1日で引いたしそうでもないみたい!


ふと考えたのが花粉症。元々私はその体質なのに、シアトルに越して来てからと言うもの、これまで体験したことのない症状が次々に現れ始めました。BBQに行った家がその周辺に、私の体が敏感に反応する植物か何かがあったのかも知れない...?


節々の痛みの他には体がだるく、くしゃみも頻繁に出る。そこでこの週末アンチヒスタミンを飲んでみたら、1時間もしない内に体はかなりすっきりした。この体のだるさは、やっぱり今年初めて体験する花粉症の症状だったのかしらん?


ここシアトルは、杉の木がどこへ行っても腐るほど茂っている上に、もうすぐしたら私の大敵・ススキが目に付くようになる。年がら年中ヘイ、ヘイ!ヘイフィーバー!な私。(笑)それでなくても生まれつきボーっとした阿呆頭が、余計ボーっとしっ放しなのでふ。(苦笑)


昨日も24時間効力のあるアンチヒスタミンがちょうど切れる夕方頃から、また体がだるくなってテンションは下がりっぱなし。晩飯の仕度どころかソファーに体をぶつけたい気分。そこで旦那が代わりに晩ご飯を作ることになりました。


コッパーリバーサーモンのBBQ de フォイル焼き


和・美・Savvy Cooking

コッパーリバーサーモンとは、アラスカのコッパー川で獲れる鮭。毎年5月頃になると、シアトル辺りの各スーパーではどこでも、コッパーリバーサーモン入荷!と言う看板が魚売り場に登場します。


シアトル子はみなこのコッパーリバーサーモンの到着を今か、今かと待っているのです!


とは言え、このサーモンは普通のものよりお値段もぐっと高く、そうそう簡単に庶民の口に入る魚ではありましぇん。(苦笑)


普通のサーモンよりお値段が高い理由は、私の聞いたところによると、コッパー川ってのは流れがかなり急流で、その急流を上る鮭達にはたっぷりのスタミナが必要。だから世界でも有数の、脂ののった旨い鮭なのだそうです。


私、シアトルに越してきて2年ちょっとになりますが、実は昨日まで食ったことがなかったのです!


毎年、コッパーリバーサーモンの看板を見ると、旦那と今年こそは食べようと意気込むのですが、気が付いたら旬を逸してしまっています。


今年、旦那はパスポートを紛失し日本に一緒に帰国できなかった間、お世話になったカップルをBBQに招待し、初めてコッパーリバーサーモンを焼いて食べたらしい。それが聞きしに勝る旨さだったんだって。


それを聞いたらますます私も食いたい!


で、日本から帰って来て即スーパーに買いに行ったけれど、うちの近所の田舎の高いだけでなんもないスーパーからは、既にコッパーリバーサーモンの姿は消えていました。


ところが、昨日コストコにお買い物に行ったら、コッパーリバーサーモンが1ポンド(約450g)10ドルほどで売られていました。そりゃあ、あんさん、買うしかないっしょっ!(笑)で、1kg足らずの小さいものを1つ買いました。


旦那に、“でも、二人で1kgものサーモンなんて絶対に食べられへんから、半分は冷凍しとこなぁ”って提案すると、おっさんは確信を持って、そんな心配は無用や、旨いから完食してしまうと言うのです。


胃袋が底なし沼の雨人じゃあるまいし、二人で1kgものサーモンをどないして食べますねん!(怖)私にはそんな自信はありまへん!!!


私としては、食べれもしないのに高価なサーモンをいっぺんに全部焼き、翌日、焼き冷ましの残りを自分が後始末するよりも、最初から半分だけ調理し、残りは後日に保存して置きたかった。その方が楽しみ2倍!なのに...


気がついたら、旦那は既に調理開始。1kgあるサーモンのフィレをアルミフォイルの上に載せ、軽く塩こしょうをしてから、タラゴンをたっくさん載せてました。ありゃりゃぁ...(滝汗)

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その上からはレモンの輪切りですっぱりとサーモンを被ってました。味付けは態と薄味で調理するんだそう。

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私が“あれよ、あれよ、お止めくださいまし、お代官様ぁ...”と懇願している間に、時遅しで、帯は解かれてごめにされてしまいましたサーモンの準備は整いました。(爆)

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しっかりフォイルで包んでオーブントレーの上に載せ、20万円のWeberのBBQのグリルの上に載せて蓋を閉めます。調理時間はたったの12分でオーケーなのだそう。

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出来上がりました!


本当は天気も良かったし外で食べたかったけど、“なんにもせん!業主婦”は、テーブルになるファイヤーピットの上を片付けもしてないから、シーちゃんとベイ坊のガラクタがとっちらかっていて、またそれを片付けるのも面倒なので、外で食べることが出来なんだ。(汗)

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なんかちょっと生焼けなんちゃう...?って、真ん中あたりの赤っぽい色をみて疑ったのですが、身がジューシーだからそう見えたようで、ちゃんと火は芯まで通っていました。そして生まれて初めて食べるコッパーリバーサーモンのお味は...

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私、イギリスのスーパーで臭いの強い半分腐りかけサーモンを買って調理する度、日本で手に入るサーモンほど旨いものはないと、いつも旦那に豪語しておりました。でも、昨日これを食べて考えを改めました!


こげに旨いサーモン、生まれてこのかた食ったことがなかった!コッパーリバーサーモンは、マジ、この世のものとは思えん最高に旨い!


エゲレス、なんでお前ら漁業権を他国に売ってしもうてん!そんなことするか、島国のくせして、旨い魚が食えんようになったんやろう。Shame on you!!って、エゲレスに腹まで立ってしまう旨さでした。(爆)


もちろん旦那の調理の仕方も上手で、素材の旨さを生かすためにあえて薄味にし、タラゴンとレモンでこってりした身をさっぱりいただけるようにしてくれたのは大正解でした。


半分残してと考えていた私が、なんと、旦那よりもたくさん、6割以上(600g以上)食べちゃって(驚)、結局残ったのはほんの2口ほどでした。しっかりその残りも今朝私がブランチに食いました!!!


明日にでももう一度コストコに行き、数キロ買って来て冷凍しようと思っています。来月イギリスの旦那の実家からたくさん人が遊びに来るんですが、腐り魚しか知らない彼らに、バリバリ旨いサーモンを食べさせてあげようと思います。


ちなみにこのサーモンを食べて元気がついたのか、今日はまだアンチヒスタミンを服用していないけれど、体はだるくも痛くも痒くもありましぇん。(嬉)


ビバ!コッパーリバーサーモン!!!