スキャンピと言うと、イタリア料理のエビ(スカンピ)や、シュリンプ・スキャンピと言う料理を思い浮かべる人が多いと思うけれど、私らみたいにイギリスにどっぷりつかっている者は、スキャンピと言うとまず絶対に思い浮かべるのがこれなんです。
スキャンピ&チップス(英/アイルランドパブ風エビフライ)
ダブリンベイプロウンと言うエビ(イタリア料理のスカンピと同種らしい)にパン粉をつけて揚げたもの、早い話がエビフライなんです。それにチップスが一緒に山ほどのっかって出てくるパブ料理の1つ。フィッシュ&チップス同様に人気の魚料理です。
絶対フィッシュ&チップスを食うぞぉ~!と心に決めてパブに入っても、スキャンピの文字を見ると私は決めかねてしまう。優柔不断な私に痺れを切らし、2つとも注文せい!要らん方をわしが食ったる!と旦那は言い、結局2つとも注文することになるのです。(笑)
エビフライが好きなの?そんなに美味しいの?
いえ、私はエビにはほとんど関心がないし、そしてパブで食べるスキャンピはエビの味なんて殆どせず、どんな味かと聞かれると、ただ思い出すのは分厚い衣の味。(爆)
何でエビの味がしないかと言うと、フィッシュ&チップスの魚とちがい、こっちは誤魔化しがきくからです。だから、食事が美味しいと評判のパブで注文しても、衣の中身がエビでないことが多々あります。どうやらアンコウの身に衣をつけて揚げ、スキャンピと偽っているらしい。
けど、アンコウの身を揚げているところはまだましで、どう贔屓目で見ても、その味は魚肉にパン粉を加え嵩上げして、エビ風味をつけて揚げたものを出しているとしか思えない味もあります。(笑)かに棒をかにの身と偽るのと同じ。(爆)
しかし、事実はどうあれ、私にはそんなことはどうでも良い。あの芳ばしいパン粉の衣にタルタルソースをつけ、ほのかに香るかに棒ならぬエビ身の嘘っぽい味が、たまらなく好きなんです。
ここ数日、このスキャンピ&チップスが食べたくて仕方ありませんでした。それが一昨日シアトルのフィッシュマーケットでこの新鮮そうなエビを見てしまい、値段も確かめず500gも買ってしまったのです。これで英愛パブ風のエビフライを作ろうと思って...
元々スキャンピってのはエビの身にパン粉をつけて揚げるだけのものなのだから、この立派なエビをそのまま揚げれば手間も要らないし、美味しいに決まっているんです。
でも、パブで食べる加工した偽エビ身のフライに慣れすぎている為に、このまま揚げたのではスキャンピと素直に喜んで食べれなかったんです。
イギリスやアメリカでは、鶏の胸肉を一口大にして揚げたシンプルなものをナゲットとして呼んでいるのに、Mのマークのナゲットがイコールチキンナゲットである日本人が、わざわざ高価な胸肉を刻み刻んであげてしまうのと同じなのです。(笑)
高価なエビだったので、下手に手を加え食べれなくしてしまわないか、かなり不安だったのですが、やっぱりどうしても英愛のパブのスキャンピ風のエビフライが食べたくて、こんな風に調理してみました。
<材料 3~4人分>
エビ...約20尾
レモン汁...大さじ1
塩こしょう...適宜
味の素...適宜
小麦粉...適宜
卵...1個
牛乳...大さじ1
パン粉...適宜
(その他)
揚げ油...適宜
タルタルソース
オーブンチップス
グリーンピースの茹でたものなどお好みで
<作り方>
1.エビは背わたを取り殻を剥く。包丁で細かく刻み、更に粘りが出るまで包丁でこんこんたたく。
2.1にレモン汁、塩こしょう、味の素を加え、手でよく練ってスキャンピの種を作る。
3.2を食べやすい大きさのボールや俵型に形成し、小麦粉をまぶし、次に牛乳で薄めた溶き卵に通し、パン粉をしっかりとまぶす。衣をまぶし終わったら、一旦冷蔵庫に入れて30分~1時間冷やす。
4.油を熱し、3のスキャンピを揚げる。
今週木曜日から日本に帰省するので冷蔵庫の中の整理を始めだしました。パセリがたくさん残っていたので、パン粉に混ぜて揚げたのですが、パブで食べるのよりはかなり手の込んだものになってしまいました。(苦笑)
フィッシュ、スキャンピと言えば、マッシュポテトも、ベイクトポテトも駄目。絶対にチップスです!
ちなみにイギリスではフライドポテトとかフレンチフライとは呼ばず、チップスと呼びます。そして日本でチップスと呼んでいるポテトチップスはクリスプスと呼ぶのです。
タルタルソースは市販ものは美味しくない。特にアメリカのドレッシングやソースは、甘くて食べれたものじゃない。リアルマヨネーズにたまねぎ、ガーキン、ケイパー、それにタバスコで味にパンチを加えるだけで、簡単に美味しいタルタルソースが作れます。
オーブンチップスとタルタルソースの作り方はこちらの記事 で!
その手作りのタルタルソースをたっぷりかけて、このところ食べたくて仕方なかったスキャンピを食べてみると...
パブで食べる衣の味しかしないスキャンピとは違い、エビの甘味のするとっても美味しいフライに出来上がっていました。
エビを叩いて細かくし丸めて揚げているので、エビの身と身の隙間に油が入り込み、ジューシーでめちゃくちゃ旨い!!!
一口食べて私が思い出したのは、今でもあるのかどうか知らないが、昔好きでよく食べていたロッテリアのエビバーガーのパッティー。懐かしい味のスキャンピ風エビフライに仕上がっていました。
ただ贅沢を言うならば、今回は上等のエビだったのでパン粉などを混ぜてかさを増やさず、エビの持ち味を生かして作りましたが、英愛のパブのスキャンピは、混ぜ物が入っているからもっとふわふわに柔らかい。その違いがなんか憎らしい...
次回は近所のスーパーで安いエビを買って来て、パン粉ばんばん加えて、もっとチープな、パブで食べているようなスキャンピ風のエビフライを作ってみようと思っています。(爆)
スキャンピ&チップス(英/アイルランドパブ風エビフライ)
ダブリンベイプロウンと言うエビ(イタリア料理のスカンピと同種らしい)にパン粉をつけて揚げたもの、早い話がエビフライなんです。それにチップスが一緒に山ほどのっかって出てくるパブ料理の1つ。フィッシュ&チップス同様に人気の魚料理です。
絶対フィッシュ&チップスを食うぞぉ~!と心に決めてパブに入っても、スキャンピの文字を見ると私は決めかねてしまう。優柔不断な私に痺れを切らし、2つとも注文せい!要らん方をわしが食ったる!と旦那は言い、結局2つとも注文することになるのです。(笑)
エビフライが好きなの?そんなに美味しいの?
いえ、私はエビにはほとんど関心がないし、そしてパブで食べるスキャンピはエビの味なんて殆どせず、どんな味かと聞かれると、ただ思い出すのは分厚い衣の味。(爆)
何でエビの味がしないかと言うと、フィッシュ&チップスの魚とちがい、こっちは誤魔化しがきくからです。だから、食事が美味しいと評判のパブで注文しても、衣の中身がエビでないことが多々あります。どうやらアンコウの身に衣をつけて揚げ、スキャンピと偽っているらしい。
けど、アンコウの身を揚げているところはまだましで、どう贔屓目で見ても、その味は魚肉にパン粉を加え嵩上げして、エビ風味をつけて揚げたものを出しているとしか思えない味もあります。(笑)かに棒をかにの身と偽るのと同じ。(爆)
しかし、事実はどうあれ、私にはそんなことはどうでも良い。あの芳ばしいパン粉の衣にタルタルソースをつけ、ほのかに香るかに棒ならぬエビ身の嘘っぽい味が、たまらなく好きなんです。
ここ数日、このスキャンピ&チップスが食べたくて仕方ありませんでした。それが一昨日シアトルのフィッシュマーケットでこの新鮮そうなエビを見てしまい、値段も確かめず500gも買ってしまったのです。これで英愛パブ風のエビフライを作ろうと思って...
元々スキャンピってのはエビの身にパン粉をつけて揚げるだけのものなのだから、この立派なエビをそのまま揚げれば手間も要らないし、美味しいに決まっているんです。
でも、パブで食べる加工した偽エビ身のフライに慣れすぎている為に、このまま揚げたのではスキャンピと素直に喜んで食べれなかったんです。
イギリスやアメリカでは、鶏の胸肉を一口大にして揚げたシンプルなものをナゲットとして呼んでいるのに、Mのマークのナゲットがイコールチキンナゲットである日本人が、わざわざ高価な胸肉を刻み刻んであげてしまうのと同じなのです。(笑)
高価なエビだったので、下手に手を加え食べれなくしてしまわないか、かなり不安だったのですが、やっぱりどうしても英愛のパブのスキャンピ風のエビフライが食べたくて、こんな風に調理してみました。
<材料 3~4人分>
エビ...約20尾
レモン汁...大さじ1
塩こしょう...適宜
味の素...適宜
小麦粉...適宜
卵...1個
牛乳...大さじ1
パン粉...適宜
(その他)
揚げ油...適宜
タルタルソース
オーブンチップス
グリーンピースの茹でたものなどお好みで
<作り方>
1.エビは背わたを取り殻を剥く。包丁で細かく刻み、更に粘りが出るまで包丁でこんこんたたく。
2.1にレモン汁、塩こしょう、味の素を加え、手でよく練ってスキャンピの種を作る。
3.2を食べやすい大きさのボールや俵型に形成し、小麦粉をまぶし、次に牛乳で薄めた溶き卵に通し、パン粉をしっかりとまぶす。衣をまぶし終わったら、一旦冷蔵庫に入れて30分~1時間冷やす。
4.油を熱し、3のスキャンピを揚げる。
今週木曜日から日本に帰省するので冷蔵庫の中の整理を始めだしました。パセリがたくさん残っていたので、パン粉に混ぜて揚げたのですが、パブで食べるのよりはかなり手の込んだものになってしまいました。(苦笑)
フィッシュ、スキャンピと言えば、マッシュポテトも、ベイクトポテトも駄目。絶対にチップスです!
ちなみにイギリスではフライドポテトとかフレンチフライとは呼ばず、チップスと呼びます。そして日本でチップスと呼んでいるポテトチップスはクリスプスと呼ぶのです。
タルタルソースは市販ものは美味しくない。特にアメリカのドレッシングやソースは、甘くて食べれたものじゃない。リアルマヨネーズにたまねぎ、ガーキン、ケイパー、それにタバスコで味にパンチを加えるだけで、簡単に美味しいタルタルソースが作れます。
オーブンチップスとタルタルソースの作り方はこちらの記事 で!
その手作りのタルタルソースをたっぷりかけて、このところ食べたくて仕方なかったスキャンピを食べてみると...
パブで食べる衣の味しかしないスキャンピとは違い、エビの甘味のするとっても美味しいフライに出来上がっていました。
エビを叩いて細かくし丸めて揚げているので、エビの身と身の隙間に油が入り込み、ジューシーでめちゃくちゃ旨い!!!
一口食べて私が思い出したのは、今でもあるのかどうか知らないが、昔好きでよく食べていたロッテリアのエビバーガーのパッティー。懐かしい味のスキャンピ風エビフライに仕上がっていました。
ただ贅沢を言うならば、今回は上等のエビだったのでパン粉などを混ぜてかさを増やさず、エビの持ち味を生かして作りましたが、英愛のパブのスキャンピは、混ぜ物が入っているからもっとふわふわに柔らかい。その違いがなんか憎らしい...
次回は近所のスーパーで安いエビを買って来て、パン粉ばんばん加えて、もっとチープな、パブで食べているようなスキャンピ風のエビフライを作ってみようと思っています。(爆)