先週末シアトルで一番美味しいと評判のお寿司屋さんに行きました。野球嫌いの私が、シアトルに来てからその偉大さにすっかり惚れこんでしまったあの憧れのイチロー様もちょくちょく食べに来るという寿司屋です。


6時45分の予約に到着したらまだ30分時間がある。そこで向かいのパブでビールを飲みながら時間つぶしすることにしました。そのパブのメニューの中に旦那の大好物のおつまみがあったんです。ハラペーニョにクリームチーズを詰め衣をつけて揚げたフライです。


殆どオーダーする気になっている旦那を、数分後に寿司を食べるのだからと阻止したのですが、どんだけ食べたかったのか、寿司屋の帰りに立ち寄った日系スーパーでハラペーニョに似たもあるものを指差し、それを代用して作ってみて欲しいと言い出したのです。


ししとうのチーズ詰めフライ with 自家製ケチャップ


クッキングリッシュの会

旦那が指差したのは、ししとうです。ハラペーニョのチーズ詰めフライをピーマンを代用して作ったのではちょっと大きすぎるけど、ししとうなら太目のフレンチフライ風で、ビールのおつまみとしていけそう。そこで、昨晩試してみました。


ハラペーニョのチーズ詰めは普通は確かクリームチーズ。モッツァレラの入ったのも以前食べたことがあります。でも、私は前夜タルトに使ったフェタチーズが残っていたので、わざわざ別のチーズを買うのももったいないからそれを代用することに。


<材料 11~12本分>

ししとう、出来るだけ太目の大きいもの...11~12本
フェタチーズ...1本につき約小さじ1x本数分
小麦粉...適宜
塩...適宜
ケイエンペッパーまたはチリパウダー...適宜
卵...1個
パン粉...適宜
揚げ油...適宜


<作り方>

1.ししとうに縦方向に切り目を1本入れ種を抜く。

2.1の切り目のところからフェタチーズをししとうの中につめ、出来るだけ口が閉じるように指で左右から切り口をつまむ。

クッキングリッシュの会

3.小麦粉に塩、ケイエンペッパー(またはチリパウダー)を混ぜ合わせる。卵を溶く。

4.2をまず卵につけ、次に調味料を加えた小麦粉をまぶして、再び卵につけてからパン粉をままぶす。時間があれば30分~1時間冷蔵庫で冷やす。揚げ油を熱しししとうを揚げる。


旦那が食べたかったハラペーニョのチーズ詰めフライに、見た目は確かに良く似ています。ビールを飲みながら、さていよいよそのお味見を。その結果は...


美味しくありません!


いや、美味しくないと言う表現は間違いです。これが居酒屋のメニューにあれば、客は注文するだろうし、結構人気商品になると思います。でも、素材の持つ味にうるさいうちの旦那には、わざわざチーズを詰めて揚げる必要性がなかったのです。


ししとうと言うのは結構独特な味のある野菜。旦那はその風味がとても好きで、天ぷらでもフライでも、ししとうは彼のお気に入りの食材の1つ。その独特の風味を、わざわざ手を加えて台無しにするのがまず納得いかなかった。


次に、フェタチーズ。そのまま食べると、クリームチーズやモッツァレラなんかよりずっと、ずっと風味あるチーズなのに、油で揚げるとそれが完全になくなってしまい、ただ白っぽいものがししとうの中に見えるだけになってしまったのです。


食べながら夫婦でいろいろ考えました。クリームチーズにしてにんにくを混ぜてから詰めてみるか...、それとも、クリームチーズにハーブを加えたらどうだろうか...などなど。


でもやっぱり行き着いたのは、ししとうはハラペーニョの代わりにはならない。そのままシンプルに揚げたほうがずっと美味しいという結果でした。


お料理ブログで美味しくなかったレシピをアップしている人って、あまり見かけたことはない。でも、私はこのレシピを敢えてアップしますので、どなたかししとうとチーズ(チェダーチーズ以外)の組み合わせで、美味しいレシピをご存知ならご教示下さい。


ところで、昨日はこのししとうのチーズ詰めフライのソースに、私が作った自家製のケチャップを添えてみました。作って1ヶ月くらい置いたほうが風味が増すのですが、3週間近くなるのでそろそろ食べても良いかな...と思い。

クッキングリッシュの会

自家製ケチャップというのは、本物のトマト100%にいろんな種類のスパイスを沢山加えて煮込むので、めちゃめちゃ美味しいんです!ケチャップ嫌いが多いイギリス人男性でも、一度食べるとブラウンソースより好きになる美味しさ。


そして、想像するよりも作り方はずっと簡単なので、ブログにその作り方をアップしようと、今回作った時にその過程を写真にも撮ったんです。


ところが、しっかり煮込んだつもりだったのに、出来上がりがさらさらで失敗。だからまた次回作った時に記事にしようと思い、写真はみな消しちゃったんですよね。


ところが、さらさらでも味は同じで、やっぱり旨い!こんなことなら写真を削除せず残しておいて、ブログの記事にしたら良かった...と後悔したのですが、too late!


ししとうのチーズ詰めフライが旦那に受けなかったのは、実はこのケチャップも原因しています。ししとうとバカ旨の自家製ケチャップの味がマッチし過ぎていて、その間に入ったフェタが邪魔者を演じてしまったのです。


ケチャップ大好きな実家の父の為に、来月帰省する時お土産に作って帰りたいなと思っているので、その時写真をしっかり撮り直しブログに作り方をアップします。沢山トマトが手に入ったら是非是非作ってみてください。


ところで昨日はスーパーの魚売り場のカウンターで、このまま刺身にして食べちゃいた程綺麗なたらを発見!

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イギリスではたらと言うと腐るほど売っているのに(実際、イギリスの魚だから腐っているんだと思う!!!爆)、シアトルでは滅多に見かけないんですよね。それが昨日初めて目にしこの機にと買うことにしました。


夕べはこれでホイル焼きを作り、久々の和食の晩御飯にしたのです。

クッキングリッシュの会
ここで一句できました!
知ってても、黙って見逃せ、100均食器!(爆)


ちなみに上の食卓の写真のフライの横に寝そべっている2本の物体ですが、一見フランクフルトのようですが、これ茄子ですからね。(驚)


地元に夏場の土曜日だけ立つ市があるのですが、そこで買って私が自宅で漬けたぬか漬けです。ところがこの茄子、数日漬けても堅くて、堅くて、食べれまへんでした。(涙)


生で見た時から絶対に美味しいと確信したたら。やっぱり美味でした!たまねぎを使わずシャロットを使ってホイル焼きにすると、作っている時からそのよい香りでお腹がグーグー騒ぎます。

クッキングリッシュの会
軽く両面塩こしょうしたたらを、薄く切ったシャロットの上に載せ、
椎茸、ねぎ、人参などをトッピングし、
白ワイン、バター、レモン汁、味の素で調味して
ホイルに包み200度ほどのオーブンで20分焼きました。

大阪人のお供・旭ぽん酢をかけていただきました。

私、つい最近まで、アボカドが死ぬほど嫌いだったのです。この世で嫌いな食べ物の1つだったのが、なぜか最近アボカドが食べたくて仕方ない。(別に妊娠しているわけではないけれど...滝汗)スーパーに行く度買ってしまい、昼間おやつに食ってます。(笑)


昨日も1個買ってしまったのですが、和食の献立だったので、そのアボカドをキーウィと共に和風カクテルにしてお酒のおつまみに加えました。

クッキングリッシュの会
アボカド1個、キーウィ1個をそれぞれ適当な大きさの角切りにし、
マヨネーズ(大さじ1)、醤油(小さじ1)、練りわさび(小さじ1/2~1)を混ぜた
和風カクテルソースで和えるだけの簡単なものです。

わさびとキーウィ、メロン、スイカなどが意外に合うんです!

ちなみに滅多に載せない和食の食卓の写真ですが、味噌汁の具は何?とは聞かないでね!


我が家の味噌汁には刻みねぎしか入っていません。味噌汁には刻みねぎしか入れないこと!具を入れると出汁と味噌の味が台無しなる!これ自称本物の日本の味が分かる外人・うちの旦那の決めたルールなのです。(笑)

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