3日ぶりのブログです。今日ご紹介する料理は、旦那が、“これまで私の作った料理の中で一番旨い!”と絶賛したチキン料理です。


ちなみに肉食系の旦那は、チキンの肉は淡白すぎてボーリングと言い、いつもは食べたがらないのに、その旦那がお気に入りのチキン料理なのです。


チキンのタラゴンソース添え

クッキングリッシュの会

先日イギリスに帰省した時、実家の裏庭で育つタラゴンの世話をしながら、チキンとタラゴンの組み合わせが大好きだと、義母が旦那に話しているのを耳にしました。


義母は兎に角食の細い人です。子供用盛りで出しても全部綺麗に食べきれないほど小食なのです。


私が思うにその原因は、人の3~5倍の時間をかけてゆっくり食べるから、人よりも少ない量でお腹がいっぱいなってしまうのでしょう。


いずれにせよ、私はだから義母が好きと言うものや、前に作って出し残さず食べてくれたり、めずらしくおかわりまでしてくれた献立を覚えておいて、義母に食事を作る時はその中から選んであげるようにしているのです。


と言うと私がえらく出来た嫁に聞こえるけれど、本当のところを申すと、自分の作ったものを残されるのが嫌なだけなのです。(爆)


この度の帰省は普段の帰省とは違い、いろんな理由で、皆作ってまで食事をしようと言う気分になれず殆ど外食ばりの毎日でしたが、それでも数回、義母と旦那に私の手料理を食べさせました。


その数少ない私の手料理の1つが、夕べ作ったチキンのタラゴンソース添えだったのです。二人とも美味しい、美味しいととっても喜んでくれて、義母も残さず完食してくれました。


義母は私の食生活に常に大きな影響を与える人です!


肉が、しかもこってり肉が大好きな私は、インド料理を食べに行くとマトンばかりを選んでいたのに、義母とインドを旅行し野菜カレーの美味しさを教えられてからと言うもの、今では私もレストランに行くと野菜カレーしか選ばなくなってしまいました。


地中海料理の美味しさを教えてくれたのも義母。煮込み料理やジャム/ジェリー作りの面白さを教えてくれたのも、みな義母です。


そして今回はタラゴンが苦手だった私に、タラゴンの美味しさを教えてくれました。最近私はこのタラゴンというハーブの香りに取り付かれてしまっています。


<材料 2~3人分>

鶏の胸またはもも肉(いずれも皮と骨はないもの)...約500g
オリーブオイル...適宜
シャロット、薄く切る...大1個分
チキンスープ、固形スープを湯の量に対し倍の濃さに溶いたもの...120~150ml
白ワイン...120~150ml
塩こしょう...適宜
サワークリーム...大さじ2~3
タラゴン、葉のみちぎって細かく刻む...大さじ1強

クッキングリッシュの会

<作り方>

1.鶏肉は黄色脂肪部分を綺麗に取り除き、オリーブオイルを熱したフライパンで両面に焼き目をつける。一旦皿に取り出す。

2.1のフライパンに必要であればオリーブオイルを足し、シャロットを2~3分しんなりするまで炒める。

クッキングリッシュの会

3.2にチキンスープと白ワインを加え、煮立ってきたら1のチキンを戻し、火を弱めて15~16分チキンの芯に火が通り煮汁が少し減るまで煮詰める。

4.塩こしょうで調味し、サワークリームを加えて溶かし、タラゴンを加え1~2分煮たら出来上がり。

クッキングリッシュの会

シャロットは手に入らなかったら、細かく刻んだたまねぎ(小1/2個)、もしくは小口切りにしたねぎの白い部分(1本)を代用すると良いでしょう。


チキンスープと白ワインは我が家では多めに加えます。正直、チキンよりもタラゴン風味のクリームソースの方が美味しくて、ご飯と共にサーブすると、うちの旦那はそれをご飯にかけて食べたがるので、ソースの多いものに仕上げます。


昨日はこのチキンの料理に付け合せる野菜に、インゲンのガーリックバター和えを選びました。

クッキングリッシュの会

室温で戻し柔らかくした有塩バター(15~20g)に、にんにくのみじん切り(小2かけ)、レモン汁(小さじ2)、それにオイル漬けのアンチョビフィレ(1尾)を細かく刻んだものを加え、スプーンでよく混ぜ合わせて簡単ガーリックバターを作ります。


塩を少し加えた湯で茹でたインゲンをざるにあげ、水気を切ったら再び鍋に戻し、ガーリックバターとパセリの葉のみじん切りを加えて和えるだけの簡単な一品です。


バターとアンチョビの塩分で塩もこしょうもなく食べれます。これだけで立派なメイン料理になってしまうほど、簡単なのに抜群に美味しい付け合せです。


そして昨日はまた興味深いお米をスーパーで見つけたので、じゃがいもの代わりにご飯を付け合せることにしました。ブラックジャポニカと言う日本米同様ショートライスですが、色が真っ黒けなのです。

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水の代わりにチキンスープとバターを使い、炊飯器の玄米のメモリで炊いたのですが、調理中から家中によい香りが漂い、ほんのりと酸味のあるとてもおいしいご飯でした。


ちなみにこのチキン料理には、じゃがいもよりもご飯やパスタがよく合います。そしてアルコールはワインよりも意外にビールがベストマッチなのです。

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