来週のサマーパーティーで、お好み焼きと共に私がゲストにもてなそうと思っているのがスコーン。
熱々のスコーンにクロテッドクリームとジャムをたっぷりつけ、紅茶といっしょに食べることをクリームティーと言います。私はそれをパーティーに参加するゲストのみなさんに味わって頂きたい。日本に居ながら気分はイギリスです!
ここのところそう言う訳で、パーティーに向けスコーンを何度も試作しています。今日もまたまた焼きました。プレーンばかりじゃつまらないので、今日はモニターに当選しレシピブログさんから頂いたドライクランベリーを加え、こんなスコーンにしてみました。
サワークリームスコーン
熱々のスコーンにクロテッドクリームとジャムをたっぷりつけ、紅茶といっしょに食べることをクリームティーと言います。私はそれをパーティーに参加するゲストのみなさんに味わって頂きたい。日本に居ながら気分はイギリスです!
ここのところそう言う訳で、パーティーに向けスコーンを何度も試作しています。今日もまたまた焼きました。プレーンばかりじゃつまらないので、今日はモニターに当選しレシピブログさんから頂いたドライクランベリーを加え、こんなスコーンにしてみました。
サワークリームスコーン
スコーンは昔ながらの素朴なお菓子で、作り方もとってもシンプルなはず。なのになかなか上手に焼けません。どうやって焼いたらいいんですか?とクッキングリッシュの会でも何度か質問されました。
実は私もスコーンを焼くのが苦手なんです。
スコーンを焼くには基本的なコツはあります。まず、生地を捏ね過ぎたら絶対にうまく膨らみません。
パン生地の様にして台の上でスコーンの生地を捏ねる人がいますが、あれは間違い。生地がまとまったら速やかに伸ばし型で抜くのがコツです。
そして、ベーキングパウダーは水に触れた時点でその働きを開始するってことを忘れちゃいけません。型抜きした後生地を休ませていたりすると、オーブンの中で焼く頃には、その膨張効果が弱くなってしまっています。
しかし根本的にスコーンが上手く焼けない理由は、元々ショートブレッド同様に、温かい内は柔らかくても冷たくなったらクッキーのように堅くなる簡易パンを、ベーキングパウダーの出現により、オーブンで焼き更に膨らまそうとする方が間違いだからだと思います。
堅くて当然のスコーンが誕生した頃のスコットランド人が、今、我々がふわふわスコーンを作るのに悪戦苦闘しているのを見たら、それは邪道じゃ!と叱られてしまいそうな気がします。(笑)
とは言え、私はやっぱり冷めても堅くならない、ふわふわスコーンが大好きです。そして自宅でスコーンを焼く時には、どうやったらふわふわ感がだせるか、そこに重点を置いて色々工夫し焼いています。
特に今年の冬アイルランドで、冷たいのにしっとりしたソーダーブレッドの味に類似したスコーンを食べてからは、膨らみの秘密はベイキングソーダーにあるに違いなと考え、その働きを促すバターミルクの酸味に代わるものを探すのに躍起になっています。
バターミルクというのは牛乳からバターを作った後に出る水分。イギリスやアイルランドでは、このバターミルクをベイキングによく用います。残念ながら日本では見た事がありません。
牛乳にレモンを加えるとバターミルクもどきが出来るので、それを作ってソーダーの働きを促したけれど今一。サワークリームを牛乳で割って使ったけれど、これもだめ。ヨーグルトはかなり良い線まで到達しましたが、あともう少し膨らみが欲しい。
そこで今回は、100%サワークリームだけを用い、それを卵で液状に溶いて使ってみました。また、酸に反応すると膨張効果を示すソーダーの働きを促す為、クランベリーにはよく合うオレンジの汁も加えてみました。
結果は、おどろくほど膨らみました!
これまでスコーンは数えきれないほど焼きましたが、こんなに膨らんだのは初めてです。 また、クランベリーとオレンジがよくマッチしていて、とても美味しく焼けました。甘さ控えめにし生クリームをつけていただきました。
<材料 6cmの抜き型6~7個分>
サワークリーム...1パック(100ml入り)
卵...1個
小麦粉...230g
ベーキングパウダー...1袋(5g入)
ベイキングソーダー...小さじ1/4
グラニュー糖...大さじ1
塩...少々
バター...40g
ドライクランベリー...30~50g
オレンジの皮...1/3個分(小さじに軽く山盛り1程度)
オレンジ汁...小さじ1
打ち粉用強力粉...適宜
牛乳...適宜
<作り方>
1.オーブンを220度(ファンオーブンの場合210度)で予熱。サワークリームをボールに空け、卵を加えて泡立て器でスムースになるまで混ぜ合せておく。
2.小麦粉、ベーキングパウダー、ベイキングソーダーを合わせふるいにかける。グラニュー糖と塩を加える。
3.2にバターを加え、指でバターを潰しながら粉に擦り込んでゆく。バターを完全に粉に擦り込んだら、クランベリー、オレンジの皮、オレンジ汁を加える。
4.3に1のサワークリームミックスを、生地が1つにまとまるまで徐々に加えて行く。(粉によって水分を吸う量が違いますが、恐らくサワークリームミックスは大さじ2程度余ります。入れ過ぎてまとまりのない生地にならない様注意して下さい。)
5.4が1つにまとまったら打ち粉をした台の上に取り出し、掌もしくは麺棒で約2cmの厚さに伸ばし型で抜く。生地がなくなるまでこれを繰り返す。
6.ベーキングシートを敷いたオーブン皿に5を並べ、刷毛で牛乳を塗り、その上に茶こしに入れた打ち粉の残りをまぶす。オーブンで約20分焼く。
実は私もスコーンを焼くのが苦手なんです。
スコーンを焼くには基本的なコツはあります。まず、生地を捏ね過ぎたら絶対にうまく膨らみません。
パン生地の様にして台の上でスコーンの生地を捏ねる人がいますが、あれは間違い。生地がまとまったら速やかに伸ばし型で抜くのがコツです。
そして、ベーキングパウダーは水に触れた時点でその働きを開始するってことを忘れちゃいけません。型抜きした後生地を休ませていたりすると、オーブンの中で焼く頃には、その膨張効果が弱くなってしまっています。
しかし根本的にスコーンが上手く焼けない理由は、元々ショートブレッド同様に、温かい内は柔らかくても冷たくなったらクッキーのように堅くなる簡易パンを、ベーキングパウダーの出現により、オーブンで焼き更に膨らまそうとする方が間違いだからだと思います。
堅くて当然のスコーンが誕生した頃のスコットランド人が、今、我々がふわふわスコーンを作るのに悪戦苦闘しているのを見たら、それは邪道じゃ!と叱られてしまいそうな気がします。(笑)
とは言え、私はやっぱり冷めても堅くならない、ふわふわスコーンが大好きです。そして自宅でスコーンを焼く時には、どうやったらふわふわ感がだせるか、そこに重点を置いて色々工夫し焼いています。
特に今年の冬アイルランドで、冷たいのにしっとりしたソーダーブレッドの味に類似したスコーンを食べてからは、膨らみの秘密はベイキングソーダーにあるに違いなと考え、その働きを促すバターミルクの酸味に代わるものを探すのに躍起になっています。
バターミルクというのは牛乳からバターを作った後に出る水分。イギリスやアイルランドでは、このバターミルクをベイキングによく用います。残念ながら日本では見た事がありません。
牛乳にレモンを加えるとバターミルクもどきが出来るので、それを作ってソーダーの働きを促したけれど今一。サワークリームを牛乳で割って使ったけれど、これもだめ。ヨーグルトはかなり良い線まで到達しましたが、あともう少し膨らみが欲しい。
そこで今回は、100%サワークリームだけを用い、それを卵で液状に溶いて使ってみました。また、酸に反応すると膨張効果を示すソーダーの働きを促す為、クランベリーにはよく合うオレンジの汁も加えてみました。
結果は、おどろくほど膨らみました!
これまでスコーンは数えきれないほど焼きましたが、こんなに膨らんだのは初めてです。 また、クランベリーとオレンジがよくマッチしていて、とても美味しく焼けました。甘さ控えめにし生クリームをつけていただきました。
<材料 6cmの抜き型6~7個分>
サワークリーム...1パック(100ml入り)
卵...1個
小麦粉...230g
ベーキングパウダー...1袋(5g入)
ベイキングソーダー...小さじ1/4
グラニュー糖...大さじ1
塩...少々
バター...40g
ドライクランベリー...30~50g
オレンジの皮...1/3個分(小さじに軽く山盛り1程度)
オレンジ汁...小さじ1
打ち粉用強力粉...適宜
牛乳...適宜
<作り方>
1.オーブンを220度(ファンオーブンの場合210度)で予熱。サワークリームをボールに空け、卵を加えて泡立て器でスムースになるまで混ぜ合せておく。
2.小麦粉、ベーキングパウダー、ベイキングソーダーを合わせふるいにかける。グラニュー糖と塩を加える。
3.2にバターを加え、指でバターを潰しながら粉に擦り込んでゆく。バターを完全に粉に擦り込んだら、クランベリー、オレンジの皮、オレンジ汁を加える。
4.3に1のサワークリームミックスを、生地が1つにまとまるまで徐々に加えて行く。(粉によって水分を吸う量が違いますが、恐らくサワークリームミックスは大さじ2程度余ります。入れ過ぎてまとまりのない生地にならない様注意して下さい。)
5.4が1つにまとまったら打ち粉をした台の上に取り出し、掌もしくは麺棒で約2cmの厚さに伸ばし型で抜く。生地がなくなるまでこれを繰り返す。
6.ベーキングシートを敷いたオーブン皿に5を並べ、刷毛で牛乳を塗り、その上に茶こしに入れた打ち粉の残りをまぶす。オーブンで約20分焼く。
上の焼く前と、下の焼き上がりを比べてみて下さい。
ベイキングソーダーは酸(クリームオブタータなど)と組み合わせると、ベイキングパウダーの3~4倍のパワーがあるって聞いた事があるけれど、サワークリームとオレンジの酸味で、そのパワーをもこもこ発揮してくれました!(嬉)
焼き上がったスコーンはワイヤーラックにのせ粗熱を取り、まだ中が温かい内に、マグカップなみなみ一杯にいれた濃いめのミルクティーと一緒に食べませう!
中はこんな風にふっくらと焼けています!