一昨年、69歳で亡くなられた藤井勉さん。
昨年、長谷川町子美術館で所蔵作品展以降、埼玉の加須にあるサトエ記念21世紀美術館での『藤井勉展〜家族の肖像、画家への追想』などの展覧会が催されましたがタイミングが合わず行けずじまい。
今回は日本橋三越の美術ギャラリーでの展示で、展示点数は少ないですが、観ておきたい展覧会でした。即売会でもありますが、庶民がポンと簡単に買える額ではありません。
以前にもブログに書きましたが、現在ブームになっているといっても過言ではない、女性を題材に描いたいわゆる写実絵画の先駆けとも言える作品たち。
若い方々には馴染みの薄い画家かもしれませんが、ココロに留まる作品たちは見る者をホッとした気持ちにさせてくれます。
会期は14日まででしたので、もう終わってしまったのが残念です。
東京でももう少し規模の大きい展覧会が開催されるのを期待したいですね。