4月13日の土曜日はぽかぽか陽気のお出かけ日和。本当は、東京藝術大学・陳列館で今日から始まる予定の『東京インディペンデント2019』を観るつもりで上野まで来たのですが、開場している気配がなく、あれっと思ってネットで確認したところ、なんと、万全を期して開始を1日延期したとのこと😱
仕方がないので、予定を少し変更して駅に戻りがてら、東京文化会館の外側に展示してあるパネルに足を止めました。
『東京・春・音楽祭2019』、略して「東京春祭」というクラシック音楽の大きなフェスは、今年で15年目を迎えたのですが、残念ながら今回も肝心な音楽を聴きに来る時間が取れず(明日の最終日の『グレの歌』、聴きたかったなぁ)、外から雰囲気だけを。
シリーズで毎年採り上げられているストラヴィンスキーは7年目。今年のテーマは『ストラヴィンスキーと踊り』と題されており、この音楽祭の名前でもある「春祭」=「春の祭典」の二台ピアノversionが演目に上がっていました。
ストラヴィンスキーといえば、やはりバレエ音楽が有名で、特にディアギレフ率いるロシアバレエ団(バレエ・リュス)との『火の鳥』『ペトルーシュカ』『春の祭典』の三大バレエによって、世界に名だたる作曲家になったと言っても過言ではないでしょう。
そんなロシアバレエ団のダンサーたちのパネルが20枚展示されており、圧巻の眺めです。フォーキンやニジンスキーといったメジャーどころから無名の方まで、全てがストラヴィンスキーの作品というわけではありませんが堪能できます。
当時の舞台衣装を見るだけでもトキメキます。
現在では圧倒的に音楽だけに触れる機会が多いので、バレエとしての上演がもっと増えることを期待したいですね。
さて、このあとは東京メトロを使って日本のアーティストの展覧会を巡ってこようと思います。東京23区内の美術館やギャラリーの多くは公共交通機関でアクセスしやすいのですが、特に山手線の内側を縦横無尽に走っている地下鉄は、上手く乗り換えると短時間で目的地に到達できるため、とても便利です。
今回は都営地下鉄は使わずに、東京メトロ(営団地下鉄(帝都高速度交通営団)と呼ばれていたのが懐かしいですね)で廻ります。
上野からは銀座線。日本で(東洋で)一番古い地下鉄です。目的地は三越前。日本橋三越で開催中の『藤井勉 回顧展』に向かいます。