少し時間が経ってしまいましたが、先日、電撃的な結婚報道で話題になった勝地涼さん。お相手が元AKB48の前田敦子さんとのことで、大きく取り上げられました。その後前田さんの妊娠も伝えられ、おめでたいことだと思います(前田さんに関しては、AKB48の初期メンという以外は全くと言っていいほどわかりません(^_^;)すみません)。
そんな勝地さんですが、先日、NHKの「ジミーと不思議な雑誌たち」という
番組に出演しているのを見て、ちょっと取り上げてみたくなった次第です。
勝地涼さんの芸歴は長く、子供の頃から数々のドラマなどに出演されていますが基本的には脇役なので、お茶の間へのアピールはあまり強くありませんが(個人的には意外とチェックしています)、演技力には定評のある俳優さんです。
比較的最近ではプロミスのCMが一番印象に残る仕事でしょうか?
数年前にブームとなった連続テレビ小説『あまちゃん』の前髪クネ男役は、たった一話しか出なかったにも関わらずネットでもたいへん話題になりました。
俳優として着実に歩んでいる勝地さん、実はCDをリリースしていて(勝地涼名義ではないので、引っかかりにくい難点があります)、ファンの方はもちろんご存じでしょうが、「宮藤官九郎のオールナイトニッポン」のコーナー「宮藤官九郎の一行から始める作詞講座」発信のナンバーです。リスナーから集めたキーワードをもとに詞を作り、これに話題のアーティストが曲を付けたもので、ちょっとキワモノっぽいイメージはありますが、いえいえどうして、勝地さん、歌が上手いのです。もともと声がいいなあと思ってはいましたが、ここまでとは驚きです。一聴の価値は充分にあります。
第1弾は2014年3月に配信された、デビュー曲にあたる、涼 the graduater名義の『
ドラゴン気取りのティーンネイジ・ブルース』(佐野元春さんの『アンジェリーナ』の歌詞にある「ジェームス・ディーン気取りのティーンネイジ・ブルース♪」と掛けてますか?)です。これはちょっと哀愁を帯びたロックで、作曲は真心ブラザーズの
YO-KINGさん。一応卒業をテーマにした内容になっています(^_^;)
第2弾は2014年10月配信。ラブ地涼 feat. 中島美嘉名義のHip Hopナンバー『
下駄を鳴らしてセプテンバー』。タイトルが「あまちゃん」の挿入歌『暦の上ではディセンバー』から来ているのは一目瞭然。中島美嘉さんがまたいい味出してます。作曲はZAZEN BOYSの向井秀徳さん。第1弾とは全く曲の方向性が違いますが、歌詞のベクトルは同じ方を向いています。
そして第3弾、勝勝次郎名義の『
お風呂はぬるめの勝次郎』
はド演歌です(
これは「お酒はぬるめの、燗がいい〜」の八代亜紀さん『舟歌』ですね)
。これをタイトル曲にして、配信された前述の2曲と併せて、2015年にCDでのリリースとなりました。この曲はクレイジーケンバンドの横山剣さんの作曲です。歌詞は相変わらずアレです(^_^;)豪華メンバーが集結した隠れた名盤だと思います。そして、歌詞を見ながら聴くと、より楽しめること請け合いです。
多才な勝地さんの一面ですが、興味を持たれたらご賞味あれ。