5月16日水曜日は代休を利用して、金沢21世紀美術館の市民ギャラリーで開催されている『江口寿史 イラストレーション展 彼女』を観に行ってきました。
先ごろ発売になった最新イラスト集『STEP』の刊行にあわせた展覧会ですが、金沢での単館開催のため、東京から北陸新幹線で乗り込みました。
天気も良くお出かけ日和でしたがとにかく暑い日で、金沢も29℃くらいまで気温が上がりました。
金沢駅からはバスがたくさん出ていますので、アクセスは良好。兼六園や金沢城址は時間もないので今回はスルーです(^_^;)
金沢21世紀美術館は、周囲がガラス張りの、基本円形の建物です。
今回の展示会場は市民ギャラリーBで、地下一階になります。
美術館主催の展覧会ではないため、案内が少ないです。
平日の日中とあって空いていましたので、鑑賞には最適でした。展示場内は全て撮影OKという、太っ腹な企画です。
全体は6つのセクションに分かれています。
第一章 遭逢 ポップの美神たち
大きめのパネルに出力された原画です。すでにお馴染みのイラストですね。
第二章 恋慕 マンガからイラストレーションへ
1977-2000年代とのことで、漫画家としての少年誌への週刊連載から、イラストレーターへと移行していく時期に当たります。
『ストップ‼︎ひばりくん!』の頃は、すでに扉絵も内容と直接関係のないイラストになっていました。この頃から原稿を落とすことが多くなり、結局ひばりくんは未完に。
その後、満を持してスピリッツに連載を始めた『パパリンコ物語』も続かずに終了。
しかし、絵へのこだわりはより強くなっており、当時(現在も)ポップなイラストを描かせたら右に出る者はいないと言っていいほどの完成度の高さでした。
『ストップ‼︎ひばりくん!』も小学館から最終加筆したコンプリート・エディションが刊行されています(今回の展覧会の開始にあわせて、kindleでは『すすめ‼︎パイレーツ』などを含め期間限定で無料配信されました)。↓は表紙の原画。
このコーナーがいちばんヴォリュームがあります。2000年を過ぎたあとくらいが、原稿が手描きからデジタルに移行していった時期になります。
第三章 素顔 美少女のいる風景
1999-2000年にかけて担当した「Weekly 漫画アクション」の表紙絵のコーナー。『美少女のいる街風景』と題したシリーズになります。すべて手描きの原画です。イラストの精度といい彩色の美しさは本当に素晴らしいです。オリジナルが持つ肌ざわり(触らないけど)は格別です。
このセクションに女性たちのパネル展示のコーナーがあります。全10体です。
第四章 艶麗 ワインを持った女たち 2002-2018年
こちらも江口氏がずっと担当している「Real Wine Guide」の表紙絵。このシリーズもちょっと大人っぽい雰囲気が素敵です。こちらはデジタルです。
第五章 青春 音楽とファッション 2000-2010年
江口氏とは切っても切れないテーマです。音楽好きは漫画の中や楽屋落ちにもたびたび登場していましたし、イラストに描かれるファッションは常にその時代の流行の先端を走っており、共感したミュージシャンたちのアートワークを手がけることになりました。
いちばん新しいイラストのコーナーです。セゾンカードの宣伝イラストや、地元吉祥寺の商店街のキャンペーンフラグ(吉祥寺は私にとっても地元エリアなので、お馴染みです!)、雑誌の表紙など幅広い媒体での御活躍が見てとれます。
総数約300点。とても見応えのある展覧会でした。
総数約300点。とても見応えのある展覧会でした。
会期は5月27日、日曜日までです。
ファンの方必見です。このためだけに金沢まで出かける価値は充分にあります(新幹線で東京から日帰りできますし)。迷っているなら観てきた方が後悔しないと思います。
東京でも『STEP』展がありますが、展示の規模ではとても敵いません。














