山田宏一 写真展『ジャック・ドゥミの撮影風景』@神保町・GALLERY mestalla | cookieの雑記帳

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興味を持ったことなどを徒然なるままに書き留めていきます。半分は備忘録。音楽(classicからpopsまでなんでも)、美術(絵画、漫画、現代美術なんでも)、文学(主に近現代)、映画(洋画も邦画も)、旅や地理・歴史(戦国以外)も好き。「趣味趣味な人生」がモットーです。

澁澤龍彦展のあとは、神保町のGALLERY mestallaで開催されていた山田宏一 写真展『ジャック・ドゥミの撮影風景』を観てきました。残念ながらすでに会期は終了してしまいました。
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このイベントも、先のブログに書いた『ロシュフォールの恋人たち』アーカイブス展同様、一連のドゥミ&ルグラン関連の催しの一つです。
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『ジャック・ドゥミ  ミシェル・ルグラン  シネマ・アンシャンテ』の発売に連動した、こちらは山田宏一さんサイドの展示です。
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山田さんは『ロシュフォールの恋人たち』の撮影に立ち会っており、その時に撮影した写真が今回展示されています。
書籍の中にも収録されていますので、観そびれた方は本でチェックできます。
監督であるドゥミの姿や、この日出番のなかったフランソワーズ・ドルレアックもカメラにポーズをとったりしています。
これも以前書きましたが、カトリーヌ・ドヌーブはすでに撮影を終えていて、現場にはいなかったとのこと。
50年以上前の写真ですが、新しいプリントは時の流れを感じさせないくらい鮮明に撮影風景を切り取っており、印刷では伝えられない艶があります。
この白黒写真はプリント販売も受け付けていました。

さて、今回のイベントは2冊の新刊の出版、2つの展覧会の他には、ルグランのCDの再発売、そして映画の上映がありますが、恵比寿ガーデンシネマの4本の他に、ミニシアター・ユジク阿佐ヶ谷でもドゥミの作品と彼の妻で映画監督のアニエス・ヴァルダの作品を上映しています。こちらはドゥミ初期の『ローラ』と『天使の入江』に、アニエスの『ジャック・ドゥミの少年期』『5時から7時までのクレオ』『幸福』の計5本です。
そういえば、この前の濱田さんの話によると、アニエスは『ラ・ラ・ランド』を手放しで評価していたそうです。ただ彼女は普段からあまり他人の作品を批判することはないとのことですが。
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これだけのドゥミ作品が一度に上映される機会はそうそうないと思います。
DVDで視聴は可能ですが、スクリーンとは比べものになりませんよね。
しかしこちらも10/27までですので、もう終わってしまいます。『ロシュフォールの恋人たち』は会期延長のアナウンスが出ていましたので、見逃している方はまだ間に合いますよ。

11月末に行われる濱田高志さんと谷川賢一さんによるトークイベントの告知もあります。
まだまだドゥミ&ルグランは盛り上がりますよ!