こんなにじっくり昔の日記帳を
読み返すなんてこったあ、過去一度もなかった。
日記もいいと言えばいいが、
別にと言えば別にだ。
ただ、昔の情景がふっと浮かんでくる。
同級生の顔やら、その時の情景やらが浮かんで、
一時的にタイムスリップしたかのような
錯覚に陥る。
それはまさにお金では買えない
掛け替えのないものかもしれない。
自分の生きてきた証(あかし)がここにあると
言えば少々大げさだが、そんな感じもする。
そんな中、はっきりしない日記もあった。
昭和46年11月9日。
今日の部活には行かなかった。
なぜかと言うと、図書部で読書感想文の良いのを
5つ選ぶという作業があるからである。
しかしあまり真面目にやらず、
作業ははかどらなかった。
そんな中、誰かが僕にこう言った。
「アラカンさんは、1年の時に比べて
ものすごく性格が変わったね」と。
この日記を読んだ時に、どういう意味?
良い方に変わった?
悪い方に変わった?
って、めっちゃその人に聞きたくなった。
多分、社交的で明るくなったって
ことでしょう。
多分、きっと。
昭和47年5月24日。
今日の学活の時に先生が、
「飛行機を作って飛ばしたやつは誰だ?」
って、聞いたので、
僕は手を上げた。
そしたら、6人ぐらい「けつ」をなぐられた。
古き良き時代ですね。
今なら、事件です、問題になりますね。
昭和47年5月29日。
今日は修学旅行のことばかりだった。
掃除の時間、僕とハッチ(蜂須賀くん)は
掃除をやらずに部活のことをしていたら、
先生に呼び出されて、とてもきつく叱られた。
昭和47年5月30日。
今日は修学旅行の前日だ。
半日、いろんな話があった。
僕と中根久が空手みたいなことで
ドアを叩いていたら、先生に叱られた。
昭和47年6月30日。
今日はとても蒸し暑かった。
昼放課の時に、後藤先生(担任)に呼ばれて、
生徒会室に行った。
そして先生は僕にこう言った。
「アラカン、この頃生活態度が良くなったと
どの先生も言っていた。
先生の期待していた通りにだんだん
なってきた。」と言った。
僕はそう言われて、とても嬉しかった。
褒められたら誰でも嬉しいですよね。
てか、どれだけ今まで悪かったちゅうねん。
そんな後藤先生ももう鬼籍に入っている。
同級会のご出席の依頼の件で、
先生の稲熊にあるご自宅へ
お邪魔した時のことを思い出しました。
遠い昔のお話でした。