先日、徳川慶喜の孫である
榊原喜佐子さんが書いた
「徳川慶喜家の子供部屋」を
図書館から借りてきて、
また読んだ。
(てなことを先日のブログでも書いた)
もう何十年も前に読んでいて、
最近、ふとこの本が思い出されて、
また読んでみた次第。
この本で一番印象に残っているのが
このくだり。
そのまま、書きますね。
第六天では布団は絶対に踏んではなら
ないもの、とされていた。
毎晩お付きは私たちのそばで休んでいたので、
私たちは、彼女たちがどんな風に布団を敷くかを
つぶさに見て知っていたが、彼女たちは
いつもきちんとそれを守っていた。
夜、休む時間になると、彼女たちは自分の布団を
持ってそっと部屋にやってくる。
布団の脇に膝をついて、布団を広げたかと思うと、
私たちよりも頭一つ下がった所に、音も立てずに
敷いていた。
私たちのおじょうを一人で敷く時も同じで、
くるくると器用にまわりを回って
裾ひとつ踏まなかったものである。
今の人はあまり気にかけないようだが、
昔はこういうことがきちんと守られていたのだ。
アラカンは、自分の布団を敷くたびに
この文章が頭をよぎるのである。
残念ながらアラカンは、
こんな立派に綺麗に布団は未だに
敷けないでいます。
ちゃんちゃん。