B Sでやっていた映画「生きる」を
ビデオに入れて、最近ようやく全部見た。

その昔、何十年も前にこの映画を
一度見たような気もするが、はっきりしない。
この映画のあらすじは、だいたいは
知っていた。
しがない市役所の課長さんが、
自分の死期を知り、残り少ない自分の人生を
市民のために、公園作りに奔走する
というものだ。
古い映画ゆえに、音声が聞き取りにくく
なってしまっているが、昭和27年、
1952年の映画とは思えないほど
生き生きとしたカメラワークには
ほんと驚かされる。
昭和27年ゆえに、当然映画は「白黒」だ。
市役所の中の風景もリアルというか、
めっちゃ雑然としている。
当然コピー機はないし、ファイルキャビネット
なるものもそう数はない。
たくさんの書類が、紐でくくられて、
あちらこちらにうず高く積まれている姿は圧巻だ。
その昔の市役所の風景は、
きっとこんなんだったろうと思わせる風景だ。
その中でも、主人公が自分の死期を悟り、
気分転換に派手な帽子を買うのだが、
白黒映画ゆえにその派手な帽子の色が
こちら側に伝わってこないのが
悲しかった。
映像では、色っぽく映っていたが、
実際の色は黄色だろうか?
謎である。
この映画が発表された2年後に、
映画「七人の侍」が公開されるのであるが、
ここでも、志村喬、千秋実、加東大介といった
七人の侍でも出演しているメンバーが
出ていることも興味深い。