先日、大学入学共通テストが実施された。

 

その後、試験不正(カンニング)により、

4人の受験生が、共通テスト全て「0点」の

措置が取られたとの報道があった。

 

その具体的なカンニングの内容が

こちら。

 

一人は、試験時間中、監督者が机に数学の公式が

書き込まれているのを確認したもの。

 

別の一人は、英語のリスニングの試験時間に、

「解答はじめ」の指示の前にICプレーヤーを再生し、

解答をしていたもの。

ただ、この受験生は、聴覚障害があった人のよう

だった。

 

そして、他の2人は、いずれも「解答やめ」の

指示があったにもかかわらず、その指示に

従わなかったものだ。

 

まあ、カンニングは絶対に許されるものではないが、

この件について言えば、

発表側も、もう少し詳しい説明が欲しいと思う。

 

机に数学の公式と言っても、

試験が始まってから受験者が記入したものか、

元々書かれていたものなのか。

その公式が直接的に問題解答に関わるものなのか。

そのあたりも知りたかった。

 

リスニング試験では、聴覚障害の受験生に対して、

どのように指示を出すのか。

何か光でわかるようにする方法があるのかどうか。

このあたり、主催者側も検討する余地が

あったのではないか。

 

「解答やめ」でも、どの程度の悪質さなのかが

伝わってこない。

我々の時代でも、解答やめと言われても、

最後まであがいて、書いていた覚えもあるし、

多少は許されるのではないか。

あくまでも多少ではあるが。

このあたりの詳しい説明がもう少し欲しいと

思う。

 

ああ、それにしてもその人の人生を

左右しかねない重要な試験だ。

受験する側も、主催する側も真剣勝負で

あることは間違いない。

そうであるがゆえに、より一層の

詳しい説明が欲しい。