誕生日とは何か。
そう、それはまさに
自分の生まれた日。
本人は、生まれたばかりなので、
当然、その日の記憶はない。
記憶なんて、あるわけないだろう。
赤ちゃんだぞ。
小中学校、高校大学の時期と、
誕生日には、それなりの大きなイベントとなる。
彼女とデートするきっかけとなったり、
彼女からプレゼントをもらったりと、
誕生日には、それなりの威力がある、
誕生日の威力は、
その後結婚しても続く。
いや、ある程度続く。
そしてだんだんと忘れ去られていく。
でも、最近アラカンは思うに、
誕生日はむしろ、当の本人よりも、
両親の方が、感慨深い日となっているのでは
ないかと思うのである。
よくよく考えてみれば、
これは至極当然のことで、
子供が生まれた日は、
両親は決して忘れられない日であることは
間違いない。
子供が生まれた誕生日1日だけではなく、
その前後何ヶ月かは、思い出深い月日に
なっているはずだ。
両親が思いを込めて大きくなった
お腹を触り、生まれてくる子供の
名前を昼夜考え始め、不安と期待と
喜びが入り混じる複雑な思いが、
かけめぐる。
生まれたら生まれたで、
想像を絶する日々の戦いが始まる。
片時も目を離せないお世話は続くことになるが、
育児疲れも吹き飛ばす、赤ちゃんの笑顔が
大きなご褒美となる。
そうこう思うと、
子供の誕生日は、その両親のもので
あるのではないか。
両親が、その当時の辛さ、喜びを改めて
思い返し、昔を懐かしんでもいいのではないか。
またその事を、その当時の思い出話を
子供たちに伝える場になっても
いいのではないかと思うのだ。
誕生日は、両親のものだ。
絶対にそうだ。