福山雅治主演の映画「そして父になる」が

BSで放送があったから、録画で見た。

この映画を見るのは、これで2回目だ。

 

1回目はかなり昔に見ていて、

その時の記憶はほとんどない。

何がきっかけで、福山の気持ちが変わって

いくのかが自分自身、知りたかった。

 

今回見ても、何かのモヤモヤ感は拭えなかった。

 

この映画は、1971年沖縄で実際に起きた

赤ちゃん取り違え事件を元に映画化されたらしい。

事件が発覚したのは、1977年で、赤ちゃんが

生まれてから6年を経過してからだった。

(どうもその時は、子供を生みの親のもとに

交換したらしい。)

 

6年間といえば、子供が生まれて、

いよいよ来年からは小学校にいく年になる。

なんとも言えない微妙な年齢だ。

 

生みの親なのか、

育ての親なのか。

深く考えさせられる。

 

一流企業のエリートサラリーマンである

福山雅治とは対照的に、街の電気屋さんである

リリーフランキーさんとの対照的な言動が、

興味深くもあり、面白くもあった。

 

親とはどうあるべきかを問われた気もしたが、

アラカン自身を振り返るに、

アラカンは、自分赤ちゃんに何かお手伝いを

した記憶はほとんどない。

おむつも変えないし、お風呂も入れたことが

ないのだ。

 

その点、今の子供たちはお嫁さんのお手伝いを

しっかりしていますね。

時代は変わってきてますね。

 

映画の最後は、両方の家族が1つの家に

入っていくシーンで終わっていた。

間違った子供たちをまた取り替えるのか、

今まで通りに育てていくのかの回答は、

ここにはない。

映画を見た人たちに答えを委ねている。

 

不思議な映画だった。