お題の通り、暇とお金について考えてみたい。
若い頃は暇はあるが、お金がない。
働くようになると、お金はあるが、暇がない。
定年になると、お金も暇もあるが、
体力がないし、出歩く興味もなくなる。
アラカンはまさに今、この定年後に
なっている。
暇はあるが、体力もだんだん衰えてきているし、
食事だって、目新しい物は食べたくない。
食べ慣れたもので十分だ。
刺激的なものは不要で、旅行だって、
そうむきになっていく気力はない。
ビジネスクラス、ファーストクラスでの
飛行機旅行にはあこがれるが、
そうそう食べれるものではないし、
無限に飲めるものでもない。
あれこれの種類のお酒を飲んでみたい気もするが、
そうそう飲めるものではない。
もし今、クッキー(愛犬)がいなかったとしたら、
あちこちへ旅行へ出掛けるだろうか?
今でこそクッキーがいることを理由に、
全く旅に出かけていない。
でも不思議と、旅行に行っていなくとも、
なんとも思わないのだ。
自分はいったいどこへ行きたいのだろうか?
これから70才をこえていくようになると、
ますます体力は衰え、車の運転すら危うくなり、
食事だって、そうそう食べれなくなっていくだろう。
自分はいったいどこへ行き、
何が食べたいのだろうか?
もう食べたいものはないのだろうか?
だんだんと、そのような不思議な感覚に
陥りつつある昨今である。