11月の寒い夜に、同級生のH君邸に
中学の同級生4人が集まった。

H君馴染みのメキシコ料理、
タコスをメインに、タコスパーティを
やるという流れだ。

で、菅原文太改め、作業分担は、
アラカンが、ビール、ワイン等の飲み物担当。
H君は当然、タコス担当。
女性陣2人は、生ハム、チーズ、サラダ、
フルーツ等のつまみ関係と相成った。

初めてのH君のアパート訪問。
1L DKの綺麗なアパートだった。
1人暮らしには十分な広さであろうとは思った。

部屋はきれいに片付いていた。
我々の分のスリッパも用意してあった。
ランチオンマットも人数分、用意してあった。

そして、タコスパーティ、スタート。

ごくごく、パクパク。
ぺちゃくちゃ、ぺちゃくちゃ。

人の住んでいる部屋なんて、行きませんよね。
リビングダイニングルームくらいまでは、
入らせてもらえるにしても、
生活感のある部屋、当人の本棚のある部屋なんて
見ませんよね。

それが今回、ありました。
彼の今まで読んでいた本が並んでました。
本棚は、その人の人生を表しますよね。

アラカンは、実のところ、彼の本棚をずっと
眺めていたいと思っていた。

そして、その本棚から1冊を取り出し、
「H君、この本、借りていい?」
「ああ、いいよ」
となったのが、この本。
三島由紀夫の「命売ります」。

次回お会いする時には、お返ししますからね。
三島由紀夫の「命売ります」。