せっかく高価な腕時計を買いながらも、
しばらく着けなかった時期が続いたが、
大阪支店に転勤になってから、
またグランドセイコーを着け始めた。
なぜまた腕時計を着けはじめたかって?
アラカン自身も、その理由がよくわからない。
大阪支店で総務担当になったからだろうか。
慣れない場所、慣れない部署で、腕時計が
話題作りになればいいとでも、思ったのだろうか。
自慢したかったのだろうか。
真意は不明だ。
しかし、グランドセイコーをつけ始めて
しばらく経って、何かの拍子にリューズ
(時刻調整とかに使う右に出っ歯ているつまみ)が
なくなっていることに気がついた。
これには相当こたえた。
相当ショックだった。
当面は、電池寿命が続く限り使用できるけども、
それ以降は、修理に出さないと使えなくなるのだ。
グランドセイコーを購入してから、
わずか10年ちょっとでこれだから、
ちょい嫌になったのも事実だ。
その後、この時計の修理の見積もりをとってみた。
そしたら、時計が単に動くだけの修理自体は数万円だが、
防水加工までしっかりやると、15万円位かかるとの
ことであった。
動かなくなったグランドセイコーは、お蔵入りとなり、
しばらくは、何もつけず、携帯電話で時間を知るようになった。
正直、携帯電話で時刻を知ることができるから、
腕時計なんぞ身につけずとも、これで十分であることは
間違いない。
その後何年かしてから、ある年の父の日に、
二男からの父の日プレゼントに、
携帯電話=スマホと連携できる「スマートウォッチ」を頂いた。
これがこれが中々の優れものでして、
スマホに着信した電話、メール、LINE情報などが、
このスマートウォッチにも表示されるようになっているのだ。
もちろん、時刻も正確だし、加えて歩数、脈拍心拍数、
血圧までもチェックしてくれるのだ。
アップルのスマートウォッチでは、それ以上に進化しているとの
情報もある。
いやあ、便利な時代になったもんだ。
いや、便利すぎる時代になっちまったと言ったほうがいい。