先日、某国営放送の番組「ドキュメント72時間」で、
北海道礼文島にある桃岩荘YHのことをやっていた。
そして、自分の過去の記憶と照らし合わせるように
興味深く見入っていた。

今更であるが、この礼文島の桃岩荘YHは、色んな意味で
有名で、特色あるユースホステルなのだ。
(YH=ユースホステル)

何を隠そう、実はこのアラカンも若かりし頃、
大学4年の時に、50ccの原付バイクで北海道を
3週間かけぐるりと1周したのだが、その旅の始めの方で
桃岩荘に行ったのだ。

その当時住んでいた京都から西舞鶴を目指し、
そこから、フェリーに乗って、北海道小樽まで行った。
(このフェリーの運賃にも学割が適用された)

地獄のようなフェリーの旅だった。
夜の10時に、西舞鶴を出向し、
次の日のまたその次の日の朝5時に小樽に着くのだ。
ざっと31時間の船旅だ。
船に弱いアラカンとしては、相当辛かった。
ずっと、船底で伏せっていた。

その後、札幌、留萌、稚内と北上し、
途中の旅仲間の情報で、「桃岩荘には是非行ってみて下さい」
との情報から、一路礼文島桃岩荘を目指したのだった。

この桃岩荘に着くなり、強烈な衝撃を受けっぱなしだった。

今でも鮮明に記憶がよみがえる。
起床の音楽は、北原ミレイの「石狩挽歌」だし、
朝の掃除の時にかかる音楽は、井上陽水の「夢の中へ」
だったし。

このYHには2泊した。
せっかく2泊したのだから、あの有名で過酷な
「地獄の8時間トレッキング」でも行けばよかったのに、
行かなかった。
朝早い出発で、確か朝6時か5時半の出発なのだ。

その当時、アラカンは朝はしっかり寝たい派だったもんで、
この地獄の8時間トレッキングは断ってしまったのだ。
あああ、それが今でも心残りだ。

(向こうに見えるのは、利尻島利尻富士)

あああ、頑張ってもう一回行っちゃう?
チャレンジしちゃう?
あの地獄の8時間トレッキングに挑戦しちゃう?
家族皆で行っちゃう?

妄想は、限りなくふくらむ。

(またいつかアラカンの北海道1周3週間旅行を
ブログで書きますか)