「真摯」という言葉を知っていますか?
意味を知っていますか?
近頃のテレビの謝罪会見では、この真摯という言葉が
連発されている。
アラカン自身もこの真摯という言葉を知ったのは、
40歳を超えてきた頃だと思う。
だから今から20年以上も
前の話だ。
当初、この言葉を聞いたときは、「紳士」という言葉と
かぶって、どうもしっくりとこなかった。
あえて「真摯」なんて言葉を使わずに、
「重く受け止めています」でいいじゃないかとも思う。
ここで真摯の意味を改めて紐解こう。
S56の机上最新辞典 まじめ。ほんき。
S46の現代実用辞典 まじめで熱心なさま。
ヤフー辞典 まじめで熱心なこと。
「ひたむき」という意味もありました。
意味はわかった.
けども、どうも杓子定規な感じがして、
この言葉に素直に好感が持てないのだ。
何か、薄ぺらさみたいなものにすら感じてしまう。
その昔には、この言葉はそう使われていなかったはずだ。
多くの人に浸透していなかったから、人もあまり使って
いなかったように思う。
それが、ある時から使われ出した。
(いつだろう?)
人に対して謝る際には、とても響きもよく、
重宝がられたのだ。
真摯には紳士がかぶり、意味不明に陥る。
そんな思いだ。