犬の嗅覚は、人間の何千倍何万倍とも言われている。
それを実感する出来事が最近あった。
いつも夕方散歩でクッキーと行く公園では、
年のいったおばちゃんがいつもクッキーに
おやつをくれていた。
クッキーをそのことをよく覚えていて、
おやつが欲しいがために、その公園へよく行きたがるのだ。
でもここ最近、時間が合わないのか、
そのよくおやつをくれるおばちゃんとあまり会わなくなっていた。
どうだろう、3、4ヶ月は会わなくなっていたかもしれない。
先日の夕方散歩は、クッキーとその公園に行っていた。
道の下にある公園を目指していたが、
上の道では、一人で散歩している「おやつくれるおばちゃん」が
歩いていた。
アラカンは、遠くからでも、ひと目でそのおばちゃんと分かったが、
おばちゃんは、目が悪く、こちらのことはよく見えていなく、
通り過ぎて行った。
ちょうど距離にして、30Mから50Mくらいは離れていたように思う。
クッキーも下に下る道をそのまま行くように見えたが、
その時、急に上の道へ引き返しましょうよ、とリードをグイグイと
引っ張った。
何かの匂いを感じたようだった。
上の道に出て、おばちゃんが来た方向に進んでいったが、
おばちゃんの姿はすでにそこにはなく、
おばちゃんは別の道を進んでいた。
そのことは、アラカンは遠くから見てわかっていたのだが、
あえてクッキーには知らせずに、そのままクッキーの
行きたい方向へ任せていた。
クッキーは、クンクンとひとしきり匂いをかいだあと、
急に引き返そうと
リードを引っ張り、別の道へとアラカンを引っ張った。
その方向は、まさに「おやつくれるおばちゃん」が
歩いている方向だったのだ。
おばちゃんとクッキーとの距離が狭くなるにつれて、
クッキーの鼻息は荒くなり、足の方も足早になっていた。
もうクッキーは、ルンルン気分でかけっこをしているのだ。
そしてついに、「おやつくれるおばちゃん」との
久しぶりのご対面。
おばちゃんもクッキーを見るなり、
たいそう懐かしそうにしてくれて、例によっておやつもたくさん
クッキーにくれた。
しばしのご対面の後、また何事もなかったかのようにご帰宅と
相成ったのである。
まさに今日は、今更ながらにクッキーの嗅覚の凄さを
体感した1日であった。
