勝因に1も2もないはずなんだが、
先週の野球の結果が、今週までもまだ引きずっているとはね、
すごくないですか。
アラカンも例によってひまひまだもんで、
情報番組をよく見ていた。
直近では、栗山監督生出演とかがあった。
そのあたりの話を聞くにつけ、
はははあ、勝因はその辺なのね、ということが
改めてふつふつと湧いてきたのだ。
準決勝の対メキシコ戦、5対4で負けていて、
しかもそれが最終回。
最終回、9回裏の最後の攻撃。
ノーアウト、ランナ1、2塁。
この状況だと、ほとんどの人が次はバントでしょうって、
なるでしょう。
野球をよく知っていればいるほど、
この状況では、送りバントでしょ、って思うでしょう。
熟練の監督だって、誰だってまずは1点差を追いつくことを
考えるでしょ。
そのためには、まずは送りバントでランナーを2、3塁に
進めたいって思うでしょう。
それがたとえ次のバッターが4番であろうと。
しかもこの状況での日本の4番バッター村上は、
4打数ノーヒット、そのうち3三振をしていたのだ。
この状況なら尚更、この村上に対してバントのできる人に
代打を送るでしょう。
この状況で、栗山監督は打者村上を変えなかった。
そのまま打たせたのだ。
しかも送りバントではなく、強打だ。
栗山監督は、もう村上選手と心中するつもりなのだ。
それもありでしょう。
無難に送りバントをしてランナーを進めても、
必ず1点をとれる保証はどこにもない。
1点差の最終回という緊張した場面で、スクイズやら犠牲フライも
そう簡単ではない。
それなら、普通に打たせた方がよかったということになる。
今回の栗山監督の采配は、
多くの現監督者たちに多大の影響を与えたに違いない。
今回のWBCの勝利=メキシコ戦での勝利は、
まさに栗山監督ならではの勝利ではなかっただろうか?
他の監督では絶対に、こうはならなかったと、
アラカンは深い確信を持った次第。