久しぶりのアルバイトのお話。
前回までが、アラカン学生時代までの若かりし頃のお話。
そして今回から、一足飛びに定年以降のお話となる。

アラカンは、定年以降1年間は何も仕事はしなかった。
1年間はもっぱら、ハローワーク通いの日々だった。
失業給付金も終了し、しばらくしてもうそろそろ何かを
始めようかしらんと思っていたところ、
家内から「短期的なアルバイトでもどうかしらん?」との
誘い水。

そんな時にちょうどいい具合に、確定申告の雑務作業の
アルバイトがあった。
(お役所では、やたら守秘義務守秘義務って言っていたけど、
もういいんかしら?)

面接を受けた後、2月16日から3月15日までのちょうど1ヶ月を、
朝9時15分から夕方4時まで働いた。

具体的な仕事内容は、ここでは書きにくいが、
手書きでの確定申告書の大まかなチェックとでも
言っておこう。

想像する通り?アルバイトと言えども、
ほとんどが女性陣で、男性のアルバイト、しかも年配の
男性となるとアラカンくらいしかいなかった。
昼食時も、誰も話相手もいなく、一人も黙々と昼食を
食べていた。

公務員的な仕事は初めてだったので、
何もかもが新鮮にアラカンの目には写った。

始業は、定時にならないと始めちゃいけないと言われたし、
終わる時も、時間を超えて仕事をしちゃあいけないとも
言われた。
だから終業時は、終わる5分前くらいから机の上を
整理し出していて、4時きっかりに退出していた。

コピーを取るときも、上司(係長)の許可のないといけなかったし、
面倒臭かった。

だいたい、申告書を両面コピーの用紙で作成してきたり、
縮小サイズで作成してくる方々が多いのには、びっくりした。
もっとこの辺りを大いにPRしてもいいんじゃない?と思ったもんだ。

そしていよいよ確定申告書提出最終日近辺では、
署長自らがポケットマネーで、アルバイトの職員をねぎらうために、
美味しそうな高そうなプリンを買ってきてくれたことを、
よく覚えている。

その後、その仕事について2度とお呼びがかからないことが、
アラカン的はちょいサビチイなあ。