年末大晦日に、毎年の恒例のごとく
7時半から11時45分まで某国営放送で
びっちり放送される歌番組、それが「紅白歌合戦」だ。
まあなんと前時代的な発想か。
歌手を紅白の2つのチームに分けて、
白組が男性陣、紅組が女性陣の組だ。
もう、このことだけで、今どきどうよ?って
なってしまいません?
この本番前に、その年の秋口あたりに、
紅白への出場者紹介なんていうイベントがあったりもする。
初出場者が誰々、何組、何組。
にもかかわらずだ。
訳のわからない人たちが、急遽出演してきて、
何曲も歌ったりする。
誰とは言わないが。
普通に出演している人と、
特別出演的な人との差が、なんとも言えないのだ。
結局、この紅白歌合戦って、何ですか?
もう、バラエティ的に、懐かしのメロディ的に、
歌をどんどん披露していくだけでいいんじゃない?
まあこの歌番組は、うっとしい感じ満載で、
ほんと見ていると、嫌悪感のかたまりでしかないのだ。
演出も結構凝ってるでしょ感、出してもらっても、ね。
戦後しばらくして、テレビが普及するにつけて、
この歌番組も巨大化してきただろうが、
ここに来て、人々の好みの多様化等々で、
長時間の歌番組は、無理ありありだよね。
実際に、現場制作番組当事者たちも、矛盾、違和感は
相当感じながら作っている感は、見ているこちら側の人間も
伝わってきている。
そうそう。
だから、巨大戦艦が舵を切るがごとく、
今までの「歌合戦」から単なる「歌番組」に移行するには、
かなりの時間がかかるでしょう。
世論から、歌合戦不要論が湧き出てこない限り、
現場当事者たちは、なかなか舵は切れないでしょうね。
そういう意味からすると、あと数年はまだまだ
こういう今の形の歌合戦が続くでしょうね。
残念だけど。
ああだこうだと散々文句ばかりを言っているアラカンでも、
しっかりビデオを入れて、この歌番組を見てしまっているんだよね、
これが。