アラカンもめでたく大学生となり、
暇も時間もありで、思う存分アルバイトができる身分と
相成った。
まず手始めに始めたのは、
1日だけの手軽なアルバイトだった。
どこかの塾の試験監督だったり、
どこかの会館、会議室の会場設営をよくやった。
会場設営は、どうも着物の展示会らしく、
長テーブルやらを積んだり運んだり、片付けたりで
体力を必要としていたアルバイトだった。
こんなバイトがあるのも、何やら京都らしいなあとも
思っていた。
大学1年生の夏は当然の如く、車の免許取得が
待っていた。
なるべく短期間で免許を取り、残った期間でアルバイトを
しようという算段だ。
そんな時に出会ったアルバイトは、
ガソリンスタンドのバイトだった。
朝の8時から夜の8時までの12時間のバイトだった。
弁当を持参しての12時間バイト。
1日が長い長い。
暇なときは、事務所でタバコも吸えたし、
事務所内で椅子にも座れたので、楽といえば楽だった。
そんな時に、主婦のおばさんもアルバイトに加わっていた。
このおばさんは、9時ごろから夕方5時ごろまでだった。
あれれ、夕方5時まで?
夕方5時からがスタンドは忙しくなるのに、なんて
愚痴も言いたくなるくらいだった。
しかも、そのおばさんの方が時給が高いのだ。
その当時アラカンは、同じ仕事をしていて、
自分が学生であることで時給に差がつけられることに
到底納得いかなかった。
同じ仕事をしてなんで時給に差があるの?
その当時は、疑問ばっかりだった。
そんなガソリンスタンでのバイトもバイト期間
後半になると、そこの社長が隣町のスナックに
外車で連れて行ってくれた。
まだ20才にもなっていないのに、ガバガバお酒を
飲ましてくれたし、
その社長も普通に飲酒運転していたのには、
今となっては驚くことばかり。
その後、そのバイト先であるガソリンスタンドに
行ったりもしたが、もうそのガソリンスタンドは、
跡形も無くなっていた。
