工場での設備投資に関わるところと言えば、
投資案件を提案し、承認されれば、
その投資について投資金額、進捗状況を
管理していくことであろう。
簿記3級で建設仮勘定って言葉が出ていたときにゃ、
びっくらどん。
全く何のことやら分からなかった。
2番目の会社は外資系会社だもんで、
英語が飛び交っていた。
会計も英語だ。
建設仮勘定は、CIP.
construction work in progress の略だ。
経理をやっているときは、発生した費用をCIPという
勘定科目にどんどんぶち込んでいくといったことしか
わからなかった。
2番目の会社では、設備投資も結構多かった。
モールドと呼ばれていた金型は、1つ何千万円とし
高額だった。
新製品がどんどん出てくる時期なんぞは、
新規に発注する金型が増えて、設備投資も多くなって、
経理担当者は、投資管理が大変だった。
国際本社に、CIP番号を与えてもらったり、
固定資産の進捗状況を報告したりしていた。
ある時、今年度の投資予想金額を報告せよという
指示があった。
工場の経理では、投資勘定の具体的な仕訳は
起票していなかったので、投資の純粋な金額を
算出する方法はよくわからなかった。
今でこそ、建設仮勘定と固定資産の関係はわかるが、
その当時(30才前後)では、全くわからなかった。
フワフワしてやっていた。
投資勘定の仕組みを深く理解できていなかった。
そうこうしている中ついに、建設仮勘定の累計金額と
固定資産計上金額を合計した金額を、国際本社へ
報告してしまったのだ。
その後、投資金額について、異常に高額ではないかとの指摘が
国際本社からあり、本社経理が調べたところ、
投資額が2重に計上されていることが判明したのだった。
まさに、アラカンの責任だった。
よく固定資産の仕組みを理解していないにもかかわらず、
表面にある金額だけで集計してしまったアラカンの責任だった。
その件について、本社の経理部長が直接国際本社に
投資金額の誤りについて、謝罪をしてくれていた。
その謝罪文の中に、こんな文言があったことを今でも覚えている。
Okazaki accounting stuff are not familiar with on this matter.
この件で、アラカンは、
be familiar with (精通している、熟知している。)
という熟語を学んでしまった次第でありんす。