競馬の話が続いている。
競馬に興味のない人にとっては、
おもしくないかもしれないが、
お許しあれ。

今日は、斤量の続きのお話。

その昔、1978年1月、
アラカンが大学3年の頃だろうか。

1月に日経新春杯というハンディ戦が、
京都競馬場芝2400Mで行われた。
このレースに、テンポイントは、
昨年末の有馬記念で優勝したこともあり、
斤量66.5kgという非常に重い斤量を
背負わされて出走した。


その時に雪が舞っていたかどうか、記憶が定かではないが、
関係者が心配していたことが的中してしまった。
最後の4コーナーあたりで、
テンポイントが、競争を中止したのだ。
左後ろ足を骨折してしまったのだ。

元々サラブレッドは、走るために開発されてきた馬。
そのため、足首が細いのだ。
あの細い足で、500kg近い体を支えているのだ。
だから、ちょっとしたアクシデントで、
足が折れることもあるし、実際足の怪我、病気は多い

テンポイントは、懸命の治療、手術にもかかわらず、
亡くなった。
(普通は、即安楽死させられてしまう。)

斤量(=ハンディキャップ)といえば、
このテンポイントのことを思い出してしまう。

ちなみに、その1978年の日経新春杯を勝ったのは、
斤量わずか52kgのジンクエイトという馬だった。