前回は、競馬の騎手の斤量について書いたが、
今回はその続きを。
馬の負担の公平さを保つために、
斤量を定めているが、
さらに厳格さを求めるために、
競馬のレースの後にも、騎手の重量を改めて計測しているのだ。
それは、レース中に重りを落として、
馬の負担を軽くする違反を防ぐためだ。
競馬のレースの後に、
騎手たちが、顔を洗ったり、手を洗ったりしている場所がある。
そこが検量所だ。
レース後も、決められた斤量で走りましたよね、
ということだ。
厳密には、汗とか泥とかで、プラスマイナス1kgの
増減は認められているらしい。
テレビで、勝った騎手が、検量所へ向かう途中、
嬉しくて、観客へ自分の着けていたゴーグルとか、
ステッキ(=むち)とかを投げ入れるシーンを
見ることがあるが、見ている側は結構冷や冷やするよね。
あんなん投げ入れて、後検量、大丈夫かしらんという具合だ。
もし、前検量より規定以上に斤量が減っていると、
失格となるからだ。
さらに、騎手はレース後、下馬することが認められていない。
これも、斤量の違反を防ぐためだ。
レース前に、重りを外して、レース後に下馬してに
落とした重りを拾い上げれば、斤量違反は見つからない。
そんな中、2012年秋の天皇賞。
Mデムーロの乗ったエイシンフラッシュが優勝したが、
デムーロは、検量所に向かう前に、下馬して、
競馬を見に来ていた天皇陛下に、西洋流の最敬礼を
してしまったのだ。
その時、天皇陛下からも、お礼の挨拶があり、
競馬場内は観客の大きな拍手で包まれた。
そんなこともあり、JRAはデムーロに対して
大きな処分は下さなかった。
(珍しい)
そんな風に、競馬中継を見るのも
面白いかも、です。
