お約束の「このみち」。
このみちの先には 大きな森があろうよ。
ひとりぼっちの榎(えのき)よ、
このみちをゆこうよ。
(中略)
このみちの先には、大きな都があろうよ。
さびしそうな案山子(かかし)よ、
このみちをゆこうよ。
このみちの先には、なにかなにかあろうよ。
みんなでみんなでゆこうよ、
このみちをゆこうよ。
優しくもあり、
平易な詩でもある。
明るく、希望に満ちた明日への歩みを
象徴するかのような光。
アラカンは、そういったことよりも、
ずばり「案山子」とい単語にひかれた。
それも、さだまさしの「案山子」という歌と
結びついたのだ。
元気でいるか 街には慣れたか 友達できたか
(中略)
(中ほど過ぎにこんなフレーズがある)
置き去られて雪をかぶった 案山子がひとり
お前も都会の雪景色の中で ちょうどあの案山子のように
寂しい思いをしていないか 体をこわしていないか♪
そう、こういった具合に、案山子と案山子が結びついたのだ。
まさか、さださんがあえて金子みすゞさんの詩の案山子を
引用したとはとても思えないが、感じ方は似ている。
そもそも、案山子という漢字で、
かかしって読み方を知ったのも、
さださんの案山子だった。
金子みすゞさんの若くして失った多大なる才能に
哀悼の意を評する。
