年明けからまたオミクロン株の新規感染者数が
爆発に増加してきて、ついに蔓延防止なんちゃらが
発出されたもよう。
昨年11月、12月には一時的に新規感染者数が
大きく減少していて、このままコロナも終息するのかな?と
思っていたが、そうは簡単に問屋は卸してくれはしない。
で、例によって毎度お馴染みの「時短営業協力金」
なるものが、飲食店へ支給されることとなった。
以前から、この飲食店に対しての協力金に、
アラカンは大いなる不公平感アンド不満を
ごまんと持っていたが、
最近、その真相原因がようやくわかってきた。
(おいおい、今さら?)
飲食店の営業時短協力に対して、
その事業規模に応じて1日2万5千円から
10万円まで頂けるというものだ。
アラカンは、今までぼんやりとこの件について
不満を持っていたが、最近ふとしたことから、
あれれ、1日の売り上げが2万円にもいかないお店も
あるよね、ということに気がついてしまったのだ。
そういえば、そのくらいの小規模な飲食店もたくさん
あるはずだ。
1日店を開いていても、せいぜい2万円の売り上げとか、
1万円の売り上げでも、つましく暮せばやれないことは
ないと思うのだ。
そんなお店が、時短(あるいは休業)することで、
自分たちの1日の売り上げ以上の金額を、
お上が振り込んでくれちゃうのである。
こんな嬉しい(美味しい)ことはないでしょう。
そもそも、お上もそういう実態があることは
知っても、実行するってどういうことよ。
そこへの突っ込みが少なすぎて、ガッカリなんだが、
今となっては、実行済で実績もあるもんだから、
誰も文句を言えなくなってしまったのが、現実であろう。
実際問題、この1日2万5千円、3万円の算出根拠も、
きっと多分、1人のある担当者が、ある平均値を元に
算出したに違いないと思うのだ。
とても、100人、200人の人たちが、広い会議室に集まって、
議論して算出したとは、とても思えないのだ。
それに詳しい、詳しそうな担当部長が、その下の担当課長に
丸投げして、その課長がまたその下の係長に丸投げしたとしか
思えないのだ。
結局は、ある平均値を用いて、算出した2万5千円、3万円が
一人歩きをして、今日に到る状態と推察したい。
このある担当者は、自分が算出した金額が、
今や世間を席巻しているってことを、
絶対に自覚していると思う。
そうは言っても、このコロナ禍も飲む薬が浸透する頃には、
きっと終息しているだろうけど、
アラカンは、この協力金バブルで
ブイブイ言わせている個人事業主のお店には、
絶対に行かないと、密かに心に誓ったのであった。